発行年月:2014年5月
銘和乳業課長のわたし(川村晶子)は、38歳にして14歳年下の児島くんと結婚を決意し、交際は順調……ではあったが、契約社員の児島くんがリストラにあってしまった。児島くんは、銘和乳業出入りのPR会社に勤め、わたしと仕事をしつつ、社には内緒でつきあっている。そこで児島くんの次の仕事が決まるまで、生活費節約のため二人で暮らすことになった。
ただ、二人の結婚には相も変わらず、周囲は賛否両論のどたばた。児島家では、父と兄が賛成、母親が微妙、姉や祖母が反対というところ。わたし・川村家では、母が消極的、父に至っては断固反対をくずさないのであった。
ちなみに、わたしの友人間でも賛成は多かったが、やめた方がいいという意見も見られるのだ。仕事は部下も責任も増え、売れっ子モデル・長谷部レイの社運を賭けたCF撮影と、休む暇なし。折しもわたしの体にある変調が。児島くんはまだ職が決まらず、二人はこれからどうすればいいの……?
(実業之日本社HPより)
『年下の男の子』『ウエディング・ベル』に続くシリーズ三作目ですが、
二作目は飛ばしてます^^;
でも、ちゃんと話は繋がったので、面白く読めた。
晶子は幸せ者だなぁ~と羨ましく思った!
二人の気持ちは通じて気持ちは結婚に向かうのですが、やはり両家の承諾に難儀してました。
当然でしょう。
特に晶子の父親の頑固な反対には、どうにもならないか?と思った。
けれど、晶子の母親の言動がナイス!
娘にとっての幸せを冷静に考えたのは、やはり母親ですね!
著者の五十嵐さん、女性心理わかり過ぎで怖いくらいだわ~^m^
めでたしめでたしで終わる物語。
楽しかった♪
★★★★★
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発行年月:2008年5月
37歳のわたし、23歳の彼。
銘和乳業勤務のわたし(川村晶子)は37歳にしてマンションを購入。契約翌日、新製品の健康ドリンク「モナ」の宣伝用フリーペーパーをめぐってとんでもないトラブルが発生。肝心の価格欄が空白のまま刷り上ってしまったのだ。配布を翌日に控え、徹夜で空白部分にシール貼りをするしかない。担当者のわたしは、ピーアール会社の23歳の社員・児島くんと夜を徹してのシール貼り作業を敢行。なぜか二人は話が合ったのだが……。年齢差14歳のわたしと児島くんの恋はどうなるの? 女優・浅野ゆう子さん絶賛。あなたの恋愛を元気にしてくれるハートウォーミングストーリー。
(実業之日本社HPより)
37歳の川村晶子(しょうこ)と23歳の児島達郎。
会社のトラブルを共に乗り越えた二人が接近し、達郎が猛烈アタック。
しかし、晶子は、年齢差を気にして素直になれず・・・
そんな晶子の気持ちはよ~く理解できる。
実際、同じような立場になったら、気持ちより理性が勝るんじゃないかなぁ~?
でも一方で、とても素直で好青年の児島くんと、ダメになるまで付き合うのも
アリじゃないの?なんて思いもあって、晶子の言動がどう変わっていくのかを
楽しみながら読んだ。
ラストは勇気ある決断!
さて、この後二人はどうなるんだろ?
続きも借りてあるので、即読みます!
余談ですが。。。この秋スタートの綾瀬はるかと福士蒼汰のドラマ
「きょうは会社をやすみます」の雰囲気がそっくりで、読みながら二人の顔が
浮かんじゃいます^^;
★★★
発行年月:2014年6月
この中に、あなたの目指す女性が、きっといる


日本女性初の五輪メダリスト人見絹枝、西郷隆盛を支えた奄美の妻・愛加那、「鹿鳴館の名花」と讃えられた大山捨松など、幕末~昭和を力強く生きた35人の「女の生きざま」。
(角川文庫HPより)
名前を知らない方も結構、いらっやったけれど、
どの女性も素晴らしくその生き様は恰好いい!
昔の人は、若くて亡くなる方が多かったんだなぁ~とも感じた。
植松さんの「はじめに」と「むすびに」の文章も良かった!
第二弾出るのが楽しみです♪
35人羅列しておきます。
<第1章 チャレンジした女たち>
1、大浦お慶 茶貿易の先駆けとして巨万の富を築いた長崎の女傑
2、大山捨松 鹿鳴館の名花と呼ばれた日本発の女子留学生
3、松旭斎天勝 明治時代に世界で活躍した天才マジシャン
4、天野わかの 夫に支えられ初の女性名士になった輪島の漆器作家
5、兵頭 精 大正ロマンの時代に大空に挑んだ女性初のパイロット
6、知里幸恵 ユーカラの記録に命をかけたアイヌの天才少女
7、人見絹枝 短い生涯を駆け抜けた日本女性初のオリンピック・メダリスト
<第2章 愛に生きた女たち>
8、楢崎お龍 最愛の夫・坂本竜馬を暗殺で失った波乱の生涯
9、幾松 幕末の動乱の中で命をかけた桂小五郎との恋
10 、岡本かの子 個性派作家は人気漫画家の妻で前衛芸術家の母
11、竹鶴リタ 「日本のウイスキー産業の母」とまで呼ばれたイギリス女性
12、小森和子 恋をして好きな仕事をして人生盛りだくさんの映画評論家
13、山崎富栄 いわれなき非難を浴びた太宰治の心中相手
<第3章 運命を受け入れた女たち>
14、皇女和宮 朝廷との仲立ちをつとめ江戸城開城に尽くした大奥最後の主
15、若松賤子 教師として立ち母として生きた「小公子」の翻訳家
16、川島芳子 男装し日中戦争の狭間で暗躍した清朝皇族の姫
17、沢村貞子 波乱の末に人生後半を捧げる伴侶に巡り合った名脇役
18、安井かずみ 時代をはるかに先駆けてスタイリッシュな生涯を貫いた作詞家
<第4章 家族を支えた女たち>
19、滝沢 路 「里見八犬伝」を口述筆記した滝沢馬琴の嫁
20、愛加那 奄美大島に流された西郷隆盛を支えた島妻
21、野中千代子 富士山頂で気象観測のため夫とともに越冬に挑んだ明治女性
22、クーデンホーフ光子 ボヘミアの伯爵家に嫁ぎ7人の子を守り通した強き母
23、与謝野晶子 11人の子を持ち筆1本で家計を支えたワーキングマザー
24、麻生和子 吉田茂の娘で麻生太郎前首相の母だった美しき女傑
25、長谷川町子 大人も子供も楽しめる「サザエさん」の作者
<第5章 人のために生きた女たち>
26、太田垣蓮月 これでもかという不幸続きの末に才能を開花させた歌人陶工
27、岸田俊子 元海援隊士と結ばれた自由民権運動の美貌の弁士
28、石井筆子 知的障害時の母として福祉の扉を開いた明治の教育者
29、長谷川時雨 美人作家の華やかな前半人生と人に尽くした後半生
30、澤田美喜 2千人もの日米混血の子供たちを救った三菱創業者の孫娘
31、徳川幹子 戦後の農地開拓に身を投じた最後の将軍の孫
<第6章 日本ゆかりの女たち>
32、イザベラ・バード 明治初頭に日本の北の山里を旅したイギリス人
33、プリンセス・セイウラニ 日本の皇室との縁談もあったハワイ王朝最後の王女
34、ベアテ・シロタ・ゴードン 日本国憲法に男女平等を取り入れたアメリカ人
35、ベラ・チャスラフスカ 東京オリンピックの名花がたどった壮絶な道
★★★★★
発行年月:2014年6月
十六歳のときに美しい人生を穢され、心を閉ざした容姿端麗な女と、あらかじめ歪んだ人生の中で、すべてを手に入れようと藻掻く醜い女。過去の因縁に引き寄せられ再会したふたりの運命が、断末魔の叫びにも似た「不協和音」を奏ではじめるー。生きることは、こんなにも愚かしく美しい。話題の女性作家が描く、嘗てないほど愛おしい人間小説!
(幻冬舎HPより)
誰もが認める美少女・加村織江と、誰もがその容姿を蔑む・香村由羽。
物語は、31歳の作家・由羽(ゆう)が書いた本が映画化され、その記者会見に
臨む面々が並んだ場面から始まる。
俳優陣の中に醜女の由羽は、場違いだが、俳優の真島謙介は親しく接してくる。
由羽が書いた原作は、16歳の美少女がレイプされるというショッキングな出来事が
あるが、これは高校時代の織江に起きたこと。
そして、織江自身も自分の身に起きたことだと気づく。
由羽の織江に対する気持ちは何なんだろう?
憧れ?嫉妬?愛情?
醜い自分と美しい織江、見た目は違っても中身は同じと何故か思い込む怖さ。
中身が同じなんだから、自分こそが織江の唯一の理解者であると確信している。
怖い、怖い。
由羽の何もかもが怖い。
「ドミソラ」は、不調和音だそう。
ちぐはぐな二人なのに、大人になって、また出会ってしまう。
織江は由羽に嫌悪感しか抱いていないのに、何故か離れない。
気持ち悪い関係。
周りの男たちも気持ち悪い。
兎に角すべてが気持ち悪かった。
でも、途中放棄出来なくなってしまう、面白さ。
凄い作家さんだな・・・・。
こういう本は、評価が難しいな・・・^^;
★★★
発行年月:2014年3月
行方不明になった姉。真偽の境界線から、逃れられない妹――。あなたの「価値観」を激しく揺さぶる、究極の謎(ミステリー)。

私だけが、間違っているの? 13年前に起こった姉の失踪事件。大学生になった今でも、妹の心には「違和感」が残り続けていた。押さえつけても亀裂から溢れ出てくる記憶。そして、訊ねられない問い――戻ってきてくれて、とてもうれしい。だけど――ねえ、お姉ちゃん。あなたは本当に、本物の、万佑子ちゃんですか? 待望の長編、刊行!
(新潮社HPより)
先に「山女日記」を読んで、湊さんには珍しいハートフルな短編集だったなぁ~と
思い、こちらを読んで、うんうん、これは湊さんらしいと思った。
2つ違いの姉妹の話。
今は大学生になった妹・結衣子の語りで、幼い頃の姉との思い出を交えながら語る。
結衣子には、ずっとある種の違和感を姉に持ち続けて来た。
それは、幼いころ、姉が失踪した事件に遡る。
放課後一緒に遊んでいたけれど、姉が先に帰宅したが、姉は帰って居なかった。
夜になっても・・・
そしていろいろな目撃情報はあっても、姉の行方は不明のまま
2年経ったある日、突然、保護されたと連絡が入る。
見つかった姉は、失踪当時の服のまま。
かなり痩せていた。事件の事は何も覚えていない。
喜ぶ両親とは、違う感情を抱く妹の結衣子。
本当に姉の万佑子ちゃんなの?の疑念を抱いたまま。
その疑念は誰にも言えずに来た。
失踪事件の背景にある真実がわかったとき、なるほど・・・そういうこと?と
納得した。
怖いなぁ~。
そんなことが家族に起きたら・・・・・。
よく考えられた湊さんらしいお話だったが正直、似たような話は
以前にも読んだような・・・^^;
幼いとき姉が読み聞かせてくれたというアンデルセン童話の『えんどう豆の上でねたおひめさま』は、知らなかったなぁ~。
今度、絵本借りてみようかな?
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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