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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2014年7月


 芥川賞作家がセキララに綴った出産・育児記!
35歳ではじめての妊娠。作家の鋭い 観察眼で、
「出産」という大事業の現実と、出産後の夫婦の問題まで率直に描いた異色 エッセイ。


                    (文藝春秋HPより)




35歳での初産の様子から子どもさんが1歳を迎えるまでを書いた
エッセイでした。

初産ならだれでも感じる不安とか、20年前に長女を出産したときの
ことを懐かしく思い出しながら読みました。


出生前検査を受けたり、無痛分娩を選択した時の心境などは、自分のときと
違うことだったので、興味深く読みました。

出産後すぐから始まる授乳など、母親でなければ感じない感情。
夫に対する不満も・・・・うんうん、そうそう!!と共感しました。

これは、赤ちゃんが生まれたばかりの家庭の新米パパさんに是非、読んで欲しい!


                        ★★★
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発行年月:2015年3月

マンションの内見に来たキヨコ。ふと避難経路が気になり非常口の扉を開けると、そのまま閉じ込められてしまう。無事にでることは出来るのか……。今までありそうでなかった、引っ越しにまつわる恐怖を描く連作短編集

                     (角川書店HPより




引っ越しにまつわるお話たち。
どれもゾクッとしました。

<扉>
引っ越し先候補のマンションを内見していたキヨコ。
玄関横の非常口の扉を開けて避難経路を確認しようとしたのがだ・・・


<棚>
引っ越し作業も終わったと思ったら・・・棚に詰め込まれている
大量の荷物の存在に気づいてしまったナオコ。


<机>
引っ越し会社の電話番としてバイトを始めたマナミ。
文具を探していたら、机のなかに<見知らぬあなた様へ>という
手紙を見つける。


<箱>
会社内の席替えのため、自分の荷物を段ボールに詰めて運ぶマナミ。
だが・・・自分の箱3個が行方不明。代わりに誰かの箱が自分の元に
43箱。


<壁>
同僚からマンションの隣人の騒音、話声が壁から聞こえ気になって仕方ないと
聞くハヤト。
ハヤトの家も父親はいつも機嫌が悪く食卓に並ぶ料理に文句ばかり言っていた。

<紐>
引っ越し魔のサヤカ。
荷造りをしながら、習慣化しているネットのホラー掲示板を見る。
恐怖体験を披露する投稿者に突っ込みを入れつつ・・・・
ふと気づくと足元に紐。


<解説>
今までの話の出所を解説する男。



共通して登場のマンション管理のアオシマさん。
解説を読んで、ゾゾッ。
彼は死神ですかぁ~?
アオシマサン、わたしの周りには居なくてよかった(笑)。



軽めのホラーというかんじで、なかなか面白く読みました。


                          ★★★
 



発行年月:2015年1月

霧深いなか、道案内の剛力たちに守られながら、ニザマの地方官僚の姫君ユシャッバとその近衛兵の一行が尾根を渡っていた。陰謀渦巻く当地で追われた一行は、山を下った先にある港町を目指していた。
剛力集団の中には、鳥飼のエゴンがいた。顔に大きな傷を持つエゴンは言葉をうまく使えないが、鳥たちとは、障害なく意思疎通がとれているようだ。そんな彼の様子を興味深く見ていたのは、他ならぬユシャッバだった――。

                   (講談社HPより)



前作の「図書館の魔女 上下」の続編。
同じ世界ですが、主人公は違う。

前作は<一の谷>の図書館の魔女・マツリカとユキヒトの物語だったけれど
今回、ユキヒトは名前がチラッと出てくるのみ。
マツリカは終盤に登場しました!


今回も分厚い本。658頁。
仕事休みの今日、家事の合間に、昼前から読み始め、なんとか夕方に読了。
すごい達成感・・・笑
正直、ちょっと途中、斜め読みしました^^;


言葉は上手く話せないけれど、烏のハァウと意思疎通を図り、情報取集により
仲間の危機を救う・エゴンが主役かな?
エゴンたち剛力の仲間に加え
焼き討ちされた村で意識のなかった少年・黒(ハク)を助け
途中で出会ったニザマの姫君・ユシャッバを安全なところに連れていく。
その行きついた先でマツリカ登場!

マツリカと剛力たちのやり取りが愉快でした^m^
マツリカのクールなかんじ、いいわ~♪


この世界観はやはり素晴らしい!
続編読みたいな。
もう少し、コンパクトにしてほしいけど・・・^^;


                         ★★★★★

 



発行年月:2015年6月

愛した男は誰だったのか――
現代人の心の襞の奥底に踏み込む、濃密な心理サスペンスの誕生。

なぜ生きるのか? なぜ愛するのか?
人が他者を、自らを支えきれなくなった時代、「生と性」の意味を問い続けてきた著者が贈る、渾身の感動長編!

孤独の中を生きてきた男女が辿りついた場所とは――

幸村鏡子は、長野県軽井沢の外れにある花折町で小さな文学館の管理人兼案内人の仕事をしながら独りで暮らしている。
夫を亡くしてから心身のバランスを崩していた鏡子は、町内の精神科クリニックで高橋智之医師の診療を受けはじめる。やがて鏡子と高橋医師は恋に落ちるが、高橋医師は突然姿を消してしまい......。

                 (毎日新聞出版HPより)



夫を亡くしてから、心理的に不安定になった幸村鏡子(59歳)。

友人・泰代が教えてくれたクリニック内の精神科を受診し、その医師・高橋(55歳)の
診察を受けるようになってから、症状が改善していく。

やがて、鏡子と高橋は、患者と医師という間柄から、男女の関係に。

そこまでは、よくある話なんですが・・・・

高橋の抱えた重たいものの正体がわかり、二人は一旦離れてしまうので
その後どうなるのか気になりつつ読み進めるかんじ。

兎に角、最初から最後まで一気に読みました。

大人の恋愛小説です。
いままでの作品のような濃厚な性的な場面は殆どないのですが、
鏡子の心理描写が、読むがわに強く伝わって来て、切なくなります。

高橋は、間違ったことをしたわけですが・・・・
実害を被った人はなく、逆に鏡子のように救われた人が多くいたということは、
医師の在り方を問うような意味もあったかな?


最後、二人は再び会い、お互いのことを何もかも受け入れて
新たな幸せを一緒に掴もうとしているかんじで、ジ~ンとしました。


大人のための恋愛小説というかんじで、良かった!

表題の意味もよくわかりました。

小池さんの小説、やっぱりいいな。と思わせてくれました!


                          ★★★★★



 



発行年月:2015年5月


 作家デビュー30周年記念作品――彼女は計算して奇跡を起こす。


円華という女性のボディガードを依頼された元警官の武尾は、彼女の不思議な《力》を疑いはじめる。同じ頃、2つの温泉地で硫化水素事故が起きていた。検証に赴いた研究者・青江は双方の現場で円華を目撃する――。

                  (角川書店HPより)



最初は、なんだかファンタジーっぽいなぁ~と思いながら読んでいましたが・・・
次第に事件が絡んで来て、物語の展開が面白くなってきた感じ。

主人公は羽原円華(18歳)。
彼女には不思議な力がある。
気象状況を敏感に感じ取り、それを使って奇跡的な現象をつくりだす事ができる。

その能力を授けたのは、父親で脳神経外科医。

そして、同じような能力を持つ青年・甘粕謙人。
一家が巻き込まれた硫化水素によるガス中毒で、母親と姉を亡くし、自身は一時
植物状態であったのを円華の父が手術し、その後、奇跡的に回復した。


円華と謙人、二人に共通する能力。

謙人の一家が巻き込まれた中毒事件の真相。


終盤近くまではハラハラドキドキだったけれど、ラストは意外とあっさり。
これでお終いかなぁ~?というかんじ。

円華と謙人のその後もちょっと気になるなぁ~。

東野作品は、読みやすいのはいい。

この表紙の絵(写真?)も雰囲気あっていい。


気になった「ラプラス」は、物語中に説明アリ、数学者の名前だそうですが
実在するんだろか??


                         ★★★
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