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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2025年6月


インドという未知の世界を旅する
「インド! 絶対いっしょに行く」と宣言した姉の横で、
「わたしは行かない」とあっさりと答えた三葉。
父が赴任するというインドに、全く興味が無かった三葉だが、偶然知ったある人のインドの小説に夢中になり、気持ちはどんどんインドの魅力に引き込まれていく。
小説の中の主人公は語る。
都会から都会へ、飛行機でヒューンと飛んでいって、適当に観光をして、お土産を買って「ああ、楽しかった」と、自己満足をして戻ってくる。そんな旅ではない旅がしたかった。まさに地をはうような、手探りの旅。そういう旅からしか見えてこない、インドを見たかった。手探りで何かを、この手でつかみたかった――。
どんな冒険が始まるのだろうか?
三葉の心の中でも化学変化が起こりだした。


                      (小学館HPより)




物語のなかに、小手鞠さんのインド旅行記があって、興味深く読んだ。

インドって、凄い。

物乞いたちに纏わりつかれながら
最初のホテルに着いてホッとしたものの、汚れたシーツ、汚れた床
シャワールームもトイレも・・・天井にはヤモリを読んだ時点で
むり~!!と思った。
こういうことに段々に慣れていくものなのかな?

一人で旅するだけでも凄いけれど、インドの一人旅は精神的にも肉体的にも
強くないとダメだな。

案の定、2日間、腹痛で下痢、嘔吐というのも。
でもそれを乗り越えてからインドに体が順応したのか、それきり大丈夫って
人間の体もおもしろい。

インドは80%がヒンドゥー教徒というのは知っていたけれど
14%がイスラム教徒、2%がキリスト教徒
他にも少数派のスィク教徒、仏教徒、ジャイナ教徒などがいずれも1%以下

ジャイナ教徒は初めて知ったけれど、無所有の人たちで
服を着るのもだめで全裸というのにはビックリ!
驚いているのは物語のなかの主人公のみというのも凄い。


知らないインドのことが少し知れて面白かった。


タダで連れて行ってくれると言われても、わたしは行きたくないけれど。。。
これを読んで、「いつかインドに行こう!」と思った人も
いるかも。




                     ★★★★
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発行年月:2024年3月


過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇。
目次
めんや 評論家おことわり
BAKESHOP MIREY’S
トリアージ2020
パティオ8
商店街マダムショップは何故潰れないのか?
スター誕生

                   (新潮社HPより)




表題の「あいにくあんたのためじゃない」っていうのがピンとくるのって
どれだ?これ違いほうが良くないかなぁ~?


話は、どれも、まあまあよかった。
読んでいて、イライラしちゃうのもあったけど・・・


最初の<めんや 評論家おことわり>は
あるラーメン屋のことをラーメン情報誌に書いたら、その店から入店おことわり
されてしまった佐橋。
佐橋のやっていることはダメだろ?店で佐橋の取材の場に居合わせ
嫌な思いをした人たちからの仕返しは、ちょっと愉快だった。

次の<BAKESHOP MIREY`s>は、ちょっとした行き過ぎた親切は
迷惑というはなし。
行きつけのお店のアルバイトと親しくなり彼女が将来、お店をやりたいという話を
聞いて、欲しがっていたオーブン(6万千円)をプレゼント。
喜ばれると思ったのに、プレゼントされた側は迷惑。
これは、プレゼントした方が悪いと思う。


<トリアージ2020>は、ちょっと心温まる話でよかった。
ネットで知り合った人同士が、こんなふうに関わりあえるのならいいな。



以下3つもそれぞれ、まあまあ。


でもこれ直木賞候補だったの?
う~ん、面白かったけど、それほどかな???




                     ★★★



発行年月:2024年11月


文化人類学者の父の研究のため来日した著者は、1943年から終戦まで一家5人で抑留される。蟻や蛇を食べるほどの飢餓、父母が与えてくれたささやかな楽しみ、乳母など優しくしてくれた日本人との思い出、ファシズムへの憤り……。イタリアを代表する作家が七十余年の時を経て、現代への警鐘を込めて綴ったメモワール。


                      (新潮社HPより)



この時期は、戦争関連の本に手が伸びる。
著者はイタリア人だけど2歳から日本で過ごし、7歳~9歳の二年間は
収容所生活を強いられていた。
その期間の話で、本当に理不尽で同じ日本人が強いたことだけど日本の警官たちが
本当に憎く腹立たしい。
ダーチャの家族は両親と妹2人の5人家族。
同じ収容所にいたのは全部で16名。

満足な食事が与えらず、時には蛙や蛇、警官たちのごみ箱をあさり
腐った食べものも食べれ命を繋ぐ日々。
想像しただけで泣けてくる。

収容所に入るとき、大人だけ移送する。子どもは国内の孤児院で暮らすという
ことに、母親は一緒に連れていくことを選ぶ。
なので与えられる食事は大人の人数分だけなんて・・・・
しかも配給された食べものの多くを警官たちが横取り・・・(◎_◎;)

栄養失調で脚気になったり色々な障害が出て来る。
よく生き延びてたと思う。


そんな過酷な生活のなかにいても、両親は冷静で子どもたちに優しい。
周りの大人たちも秩序を守る人たちで少ない食べものを分けて食べたり
していた。

終戦が近づき、日本国内もバタバタし始め、他の場所に収容所先が変わり
お寺に移送されたあたりから、少し緩い監視になって、農民たちやお寺の
女の子とも交流が出来たのは、ホッとする話だった。

日本のことを嫌いにならずにむしろ愛していると言って貰えたのは
こういう交流があったからこそ。
戦争は本当に、人間を変えてしまう恐ろしいことだとつくづく思う


知らない事実をここでも学べた。



                       ★★★★



発行年月:2025年6月

図書館勤務の20代女性・麦本三歩。
少しずつ成長しながら、
変わらない日常を過ごしていくと
思いきや、まさかの岐路に!?


                (幻冬舎HPより)



三歩・・・良い子なんだけど、ちょっと変わっていて大丈夫か?このこ?
と1冊目を読んだときは思っていた。

でも職場(図書館)の先輩たち、後輩、図書館にくる学生たち。
みんな三歩の良いところを認めていて、良い人間関係が築けている。


職場以外にも、美容室のマスターとの関わり方とか
恋人とのこと、友人たちとの会話。
どの場面も、ほんわかしていていい。


言葉を噛み過ぎなのがちょっと気になるけれど、誰からも愛されそう。


あと、勉強ができるのは大きな武器になっていた!
忘れていたけど、三歩は優秀なんだった!
TOEIC925点なんだ~!!\(◎o◎)/!

図書館司書以外のことも始めるようなことを言っていたけれど

その後、どうなったんだろう?
憧れていた仕事とはいえ正職員として働かないと、やはり勿体ないよなぁ~



家庭教師を頼まれ、その男子高校生が志望大学合格して、結婚して、こどもも

産まれて・・・・
とサラッと書かれていたけれど、その間の三歩のことも
詳しく知りたいところ。
三歩も結婚してこどもが産まれているのだろか?
どんな妻、どんな母親になっているのか?
興味あるんだけれど・・・・


これでシリーズはおしまいなんだろうか?


ゆる~く楽しませてもらいました(^^)



                       ★★★



発行年月:2025年3月


本屋大賞作家の新境地となるサスペンス巨編
声なき声が届くなら、今度こそ記者を諦めない。
『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞後、『星を掬う』『宙ごはん』で同賞に3年連続ノミネート。人間ドラマを中心に執筆してきた町田そのこさん、初のサスペンス巨編!
北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。地元のタウン誌でライターとして働く飯塚みちるは、元上司で週刊誌編集者の堂本宗次郎の連絡でそのニュースを知る。
遺体と一緒に花束らしきものが埋めれられており、死因は不明だが大きな外傷はなかった。警察は、遺体を埋葬するお金のない者が埋めたのではないかと考えているという。
遺体の着衣のポケットの中には、メモが入っていた。部分的に読めるその紙には『ありがとう、ごめんね。みちる』と書かれていた。
遺体の背景を追って記事にできないかという宗次郎の依頼を、みちるは断る。みちるには、ある事件の記事を書いたことがきっかけで、週刊誌の記者を辞めた過去があった。
自分と同じ「みちる」という名前、中学生のころから憧れ、頑張り続けた記者の仕事。すべてから逃げたままの自分でいいのか。みちるは、この事件を追うことを決めた──。


                      (小学館HPより)



フリーの記者・飯塚みちる(29歳)。
みちるが会社を去ったキッカケになった事件がまた凄惨で・・・。
中学2年生の女子生徒が虐めを苦に自殺した事件。
虐めの加害者の一人・西くんがみちるの書いた記事によって、追い詰められ一命は
取り留めたがマンション4階から飛び降り重傷。
西くんは加害者でありながら被害者でもあった。
虐めの主謀者の陰湿さが本当に腹立たしい。


今回の発掘された遺体は、みちるの地元で見つかっている。
遺体のズボンポケットから見つかったメモには「ありがとう、ごめんね、みちる」の
文字。
一度は断ったが、やはり自分で真相を追求したいと動く、みちる。

みちる自身も虐めを体験していて、当時の虐めた者たちの事は赦せない気持ちで
いっぱい。


事件を追いながらわかってくる当事者たち(伊東美散、菅野茂美、家原崇)の
こと。
特に美散の過去、家原や茂美との関わり方が見えてくると、何とも言えない
気持ちになる。
家原に出会わなければ、この二人の女性は、もっと違う人生があったかもと。

最初に見つかった遺体は吉屋スミ(80代)。
家原が高齢の独居者を狙って金品を盗むことを繰り返していたが
その被害者の一人。
スミの家に居候しながらというのも驚き。
家原が不在の時には美散と茂美はスミと家族なように接することも多かった。
愛情に飢えていた二人にはスミとの関りは、ある意味、幸せだったのかも。
そしてスミも同様な気持ちだったかも・・・・と考えると少し救われる。


記者のみちるが、美散と同級生であり、二人には共通の思い出があった。
最初は拒絶していた美散が、みちるの手紙や言葉で少しずつ心を開いて
いったのも救いだった。

罪を償いながら、前を向いて生きていって欲しい。
背景がわかると、こういう人には更生して社会復帰してほしいなと思える。
そういう手助けが刑を全うしたあとに、キチンと受けらる世の中で
あるといいなとも。


みちるを手助けして動いてくれた、実家そばの井口の存在も大きかった。
社会とこれから関わっていく仕事をしていきそうで、それも良き。


重たい内容の物語だけれど、リアルの響いてきて、考えさえられた。

読んでよかった。


表題のアマリリスの意味もわかった。
月は???静かに暗闇を照らす存在か?



                        ★★★★★

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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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