発行年月2018年9月
自然豊かな美しいキャンパスで大学三年生となった青年の成長と苦悩を描く。
青木啓太は、しまなみ街道の壮大な「橋」に心惹かれ、土木工学を学ぶため、家から遠く離れた北の大地にあるH大に入学する。自治寮に入り、大学紹介の活動、フィールドワークのサークルなど、友人たちと青春を謳歌している彼のもとに、母が失踪したと双子の弟、絢太から連絡が入る。あの、どこか抜けていて感受性豊かな母が、なぜ突然消えてしまったのか……。
(光文社HPより)
北海道の大学の3年生・青木啓太が主人公。
寮生活をして、学校ではサークル活動と共にもうひとつの団体にも所属して
それぞれで仲間がいる。
そして高校時代の生徒会を共に頑張った仲間たちとの交流も続いている。
順風満帆な啓太だけど、ある日、母親が男性と共に家出したとの連絡を受ける。
啓太には双子の絢太(デザインの専門学校を卒業し、社会人)がいて
その弟からの連絡で知る。
20歳ということで、それなりに自立している家族なので、大事にせず
母親が出て行ったのなら仕方ないというスタイル。
それはそれでいいと思った。
でも母親は結局、男と別れ家庭に戻る。
気持ち的にはすんなり受け入れるわけではないにせよ、一応元の家族の
形に戻ることを了承したこの家族は温かいな。
ホッとしたのもつかの間、啓太の高校時代の親友・寿が突然、北海道の
啓太の元に遊びに来る。
いつもと変わらぬ明るく自由奔放なかんじの寿だったけれど。。。。
その後、自死してしまう。
これはちょっとショックだったな。
啓太は後々、後悔しそう。
ラストは高校時代の寿たちとの関わりが深かった日常の描写が続き、
なんだか一層、切なくなった。
色々なことを乗りこえながら啓太は成長していくんだなぁ~
★★★
PR
発行年月:2018年3月
バカなことをやる時は、死のものぐるいで!!
還暦を過ぎても「威厳を持たず、ちゃらいおばさん」をモットーに、パンチパーマの鬘に金のネックレスをつけ、死ぬ気でピコ太郎のダンスを踊る。トランプ大統領の誕生、SMAP解散にハラハラしながらも、ついに人生の喜び・オペラの作家として舞台づくりに参加する。美貌の政治家・女優の相次ぐ不倫スキャンダル、小池都知事について鋭く読み解き、母の死を静かに悼む。
時代の最先端を走り続けて衰えを見せない唯一無二の存在、原作執筆の大河ドラマ『西郷どん』放送にむけてますますパワーアップ。
元気がでる人気ご長寿エッセイ、最新刊
(文藝春秋HPより)
いつも文句なしに面白い。
不倫のオーラと表題にあるけれど、それだけが話のネタでない。
でも不倫に関しての話には大いに同感!
不倫した芸能人がカメラの前で「この度は、お騒がせして申し訳ありません」という
インタビュー。
あれ必要なの?って常々思って居た。
何も迷惑かけられていない人が殆どなのに・・・・
本当に謝らなきゃならない人にちゃんと謝ればそれでいいんじゃないか?
と思う。
真理子さんのピコ太朗ダンス…想像して笑いました^m^
番外編の西郷どんについての脚本家の中園ミホさんとの対談も興味深かった。
西郷どん、ずっと楽しみに見ていたので・・・・
★★★
発行年月:2018年9月
助かりたければ金塊を探し出せ! 和之は消えた黄金の行方を追うが――。
謎の男・クロエに金塊強盗の手伝いをしないかと声をかけられた葉山和之。幼いころに父を亡くし、病気の妹
(角川書店HPより)
主人公・葉山和之23歳。
酒造会社で働いている。
妹が脳腫瘍で手術を受け、その後の治療費を稼ぐために怪しい仕事に加わり
危ない目に遭うという話。
金塊を横取りした黒江の仕事を手伝うはずが、待ち合わせ場所に行ったら
黒江は殺されていて、金塊は消えていた!
黒江を殺した犯人は?
金塊を奪われた弓庭には執拗に追い詰められることに・・・。
絶対絶命の状況から、え?という逆転劇。
ああ、そういうことか~。
最初から母親に相談してればね~
最後は、ハッピーエンドっぽくなって良かったけど
途中は、ハラハラした~。
ちょっと今までの福田作品と違ったけど、まあまあ楽しめました。
★★★
(角川書店HPより)
主人公・葉山和之23歳。
酒造会社で働いている。
妹が脳腫瘍で手術を受け、その後の治療費を稼ぐために怪しい仕事に加わり
危ない目に遭うという話。
金塊を横取りした黒江の仕事を手伝うはずが、待ち合わせ場所に行ったら
黒江は殺されていて、金塊は消えていた!
黒江を殺した犯人は?
金塊を奪われた弓庭には執拗に追い詰められることに・・・。
絶対絶命の状況から、え?という逆転劇。
ああ、そういうことか~。
最初から母親に相談してればね~
最後は、ハッピーエンドっぽくなって良かったけど
途中は、ハラハラした~。
ちょっと今までの福田作品と違ったけど、まあまあ楽しめました。
★★★
発行年月:2018年8月
一年に一度でいい。熱く、熱い、夜が欲しい。 30代姉妹で二人暮らしを続ける派遣社員ひな子と介護ヘルパー弥生、彼女らの母親・淑江とその妹・清子、二組の姉妹の物語。夫が遺した財産で自由きままに暮らす清子はひな子を誘い、往復ビジネスクラスの一人180万円かかるブラジル旅行に出かけた。日本に残された弥生はひな子が不在の間、「毎日新しいことをするルール」を自分に課すのだが……。一年に一度、ステージ上の誰もが光り輝くリオカーニバルの煌めく美しさと、一見平凡に見える日常が時折放つ輝きの強さを丁寧に描く九年ぶり、二作目の長編小説。
(幻冬舎HPより)
益田さんのエッセイは楽しいので幾つか読んでいる。
小説も書くんだぁ~と手に取った。
う~ん。
エッセイの方が面白いな。という印象でした^^;
久保田ひなこ36歳。
派遣の契約期間が終わり、次の派遣先は未定の時期。
叔母の清子に誘われてブラジル旅行へ。
6泊7日の豪華な旅。費用は叔母が負担しいてくれる。
15人のツアーに参加。
親しくなった和菓子屋を営む夫婦。適齢期ちょい過ぎの息子さんがいるという。
旅から帰ったら、和菓子屋に顔を出してみよう。
旅の途中、派遣会社の担当者・石岡に絵葉書を出す。
久保田弥生40歳。
夫の浮気が原因で離婚。
マンションでひなこと2人暮らし。
介護ヘルパーの仕事。
ひなこが居ない1週間、なにか新しいことを1日1つずつしようと決める。
姉妹の物語かな?
ひなこは、和菓子屋に旅の後訪ねたがあまり歓迎されずにガッカリ。
絵葉書を出した石岡にも「個人的なこういう事は止めて」と言われてしまう。
なんだか可哀想。
弥生は几帳面で真面目なかんじで好感が持てた。
姉妹の今後がそれぞれ幸せだといいなぁ~。
叔母の清子が一番、ハツラツとしていて輝いていた!
素敵な女性。
こんな風に年取れたらいいな。
★★★
発行年月:2018年8月
芥川賞受賞から2年、本谷有希子が描くSNS狂騒曲!
海外旅行でインスタにアップする写真で"本当”を実感する僕たち、ネットショッピング依存症から抜け出せず夫に携帯を取り上げられた妻、自分たちだけの"印”を世間に見せるために動画撮影をする夫婦――。
SNSに頼り、翻弄され、救われる私たちの空騒ぎ。
(講談社HPより)
芥川賞取った作家さんだけど、読んだことないなぁ~と思い手に取った。
芥川賞の作品も全然読んでないのだけど。。。^^;
3つの短編集。
静かにねえ静かに・・・・SNSとういうことらしいけど。
<本当の旅>
ウエブデザインが主な収入源のボク(ハネケン)が親友の2人とマレーシア旅行。
旅のはじまりから何かと写真を撮り、インスタにアップ。
そして、タクシーに乗る・・・・なんだか悪い現実が待っている予感をさせる
ラスト。
これは意外と面白かった。
ただ他2つは、あんまりかなぁ~?
<奥さん、犬は大丈夫だよね?>
夫の同僚夫婦と1泊2日のキャンピングカーでの旅に出かけることになった女性。
最初は乗り気じゃなかった。
大型犬まで同乗すると知り唖然としながらも受け入れる。
しかし、途中から彼らと意気投合。
ネットショッピング中毒の自分を責める夫が鬱陶しく夫が車外に出たとき
ちょっとしたいたずら心が働き彼らと行動を仕掛ける。
想像するだけでここから逃げたい気になった^^;
<でぶのハッピーバースディ>
でぶ夫婦、揃って3か月前に仕事を解雇される。
夫は妻を「でぶ」と呼び容姿をバカにする。
妻の醜さをネットで世間に晒す。
こんな夫婦嫌だ~
嫌悪感しかない。
面白くないわけじゃないけど、ちょっともう読みたくない作家さんかも~。
賞は色々取っているから、単に自分に合わないだけかもだけど。。
★★
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(06/18)
(06/12)
(06/11)
(06/09)
(06/04)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア