祖国への変わらぬ熱情を静かに燃やし続けてきた人々の魂に触れた紀行。

エストニアの人々が歌う「我が祖国」とは、生れた土地のこと。そして、それは地球そのもの――スカンジナビア半島の対岸、バルト海に面したエストニア。首都タリンから、古都タルトゥ、オテパーの森、バルト海に囲まれた島々へ――端正な街並みと緑深い森、他国による長い被支配の歴史を持つこの国への九日間の旅の記録。
(新潮社HPより)
あまり馴染みのないエストニアの紀行文。
バルト三国のひとつとしてソ連から独立した国?くらいの知識しかなかったけれど
紀行文を読みながら、自然豊かな国で暮らす人々の暮らしぶりがとても素敵に思えた。
梨木さんはコウノトリに出会えることを期待していたのですが・・・・
そこに居た形跡だけで実際に姿を見ることはなかったのが少し残念。
写真で見ると、びっくりするようなところに巣をつくるのが面白かった!
エストニアの、歴史をみると・・・
ドイツやデンマ-ク、スウェ-デン、ロシア、ソ連の支配下に置かれていた国。
ロシア軍が攻めて来る恐怖に怯えながら暮らした時代、地下にトンネルを掘り巨大な迷路のような
地下通路を40年かけて造ったりしたそうだ。
写真で見ると地上の道と変わらないかんじ。
唯一の良き時代はスウェ-デンによる統治下時代だったそう。
その時代に築いたものが今も残っているのは良かった!
梨木さんたち日本人に対しては友好的だったのも嬉しい。
お年寄りたちの描写がなんだかすごく可愛らしい。
蛭を使った民間療法をする、ちょっとエッチなおじいさんの話は愉快だったなぁ~。
ちょっと不思議現象の起きたホテルでの話も興味深かった。
本の中ほどにある写真集もとても綺麗。
同行した木寺紀雄さんの写真。
全く知らなかったエストニアのことを少し知ることが出来て
いろいろと楽しめた1冊でした♪
★★★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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