悩み相談お任せください――。


あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。
しかしその正体は……。
物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。
すべての人に捧げる、心ふるわす物語。

(角川書店HPより)
温かい気持ちにさせてくれるちょっとSFっぽいお話でした。
最初は現代。
3人のわけありの男が警察から逃れて辿り着いた空き家が「ナミヤ雑貨店」。
明け方までそこに潜んでいようと思った3人組に不思議なことが起きる。
なにやら悩みらしき物をかいた紙が届き、相手はその回答を待っている様子。
無視することが出来ずに一生懸命知恵を絞り、回答をする男達。
男達はその後も幾つかの悩み相談に回答する。
が、その建物の時間の流れは、どうも違う時代で時間の流れる速度も奇妙。
相談相手は1980年代の人たちの様子。
そして、語られるナミヤ雑貨店のル-ツ。
浪矢さんが営んでいた雑貨店で、浪矢さんが子ども相手に最初は面白半分で始めた悩みの相談室。
勉強しないで100点満点を取るにはどうしたらいいか?
これは子どもなら書きそうだな・・・・(^^)
悩みに大して答を貰ったところで、大人しく従う人は少ない。
自分になかに既に答えを出していて、それを確認したいだけだから・・・・・
自分の答えと逆の回答を貰えば腹立たしさを感じたりもする。
物語が面白いのは、相談者たちのその後がわかってくるところ。
過去に子どもだった相談者が大人になり、相談しその回答を貰った事を覚えていて、成長する過程でその回答が何らかの影響を与えていたとわかる。
相談者たちが少しずつ関わりを持っていたりと、こういう繋がりを持たせるあたりはやはり巧いなぁ~。
でも、ほかの人も書きそうな話で、既に読んだことあるようなかんじの内容。
面白かったけど・・・大きな感動みたいなのはなかったな。
★★★
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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