うちに帰りたい。切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい――。

職場のおじさんに文房具を返してもらえない人。微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する人。そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう人――。それぞれの日々の悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に描く、芥川賞作家の最新小説集。働き、悩み、歩き続ける人たちのための六篇。
(新潮社HPより)
普通の生活の一場面をよ~く観察して描いたような作品。
普通なのに、面白い。
うんうん、そういうかんじわかるぅ~!!と
多くの人が思えるような場面。
会社のなかの人間関係が次第にわかってくる。
次の登場したとき、ああ、あの人のことね・・・とわかってくるのが面白い。
三部構成になっていて、
最後のが表題作「とにかくうちに帰ります」
この題と表紙の絵からどういう状況か読む前から予測がつきますが、大雨により交通機関が麻痺した状況下で帰宅を急ぐ人たちの話です。
大変な思いをしながらの帰宅途中にある見知らぬ人との出会いがあって、そんななかにホッとするような場面がありました。
どんなときでも助け合える心の余裕は大事ですね。
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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