ある日の授業中、突然<それ>はやって来た。
遮断された高校、降り続く灰。
彼女は意を決し、自宅へと歩き始めるのだが----
変わりゆく世界の中の確かな希望を描く、第48回文藝賞受賞作!
(河出書房新社HPより)
結構、薄い本なので、アッという間に読了。
よくわからない状況のなかで、どんどん緊迫感が増す描写が出てきて、恐怖を感じた。
句読点がないので、息をつく間もないけど・・・それが効果的。
高校の授業中に感じた、激しい音と閃光。
何が起きた?理解出来ない人たち。
それでも、ひとりじゃないのは心強い。
まだ笑う余裕もある。
けれど、どこか遠くで起きていると思っていたにに恐怖がどんどん自分達のそばに迫ってくる。
怖い、怖い。
物語のラストは、希望らしいきものはないけど絶望だけでもない。
まだまだ物語の世界は、このあとも続いていって、登場人物たちは必死に生き抜くための努力をするのだろう。
しんどいなぁ~。
著者のプロフィ-ルを見ると、すごい優秀な人なんだな。
現在は東京大学大学院に在籍中だけど、
元は東京大学医学部で医者を目指していたとか。
将来は作家になるたいと方向転換して、文学部へ転部だと。
これが作家活動、第一号というわけですが、これから書くものにも期待したい作家さんが
誕生です!
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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