言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを
謳いあげる三浦しをん最新長編小説。
【辞書】言葉という大海原を航海するための船。
【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。
【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。
ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。
玄武書房に勤める馬締光也。
営業部では変人として持て余されていたが、
人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、
辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。
定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、
徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。
個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。
しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。
(光文社HPより)
最高ですね!!
玄武書房の辞書編集部が13年の年月をかけ編み出した「大渡海」の出来上がるまでの物語。
辞書づくりの過程が少しわかるお話でもあり、日本語って奥が深いなぁ~と今更ながら思いました。
物語の初めはまだ新人だった主人公・馬締光也が辞書が出来上がるときには、編集部の主任としてリ-ダ-シップを発揮している。
馬締という名の通り、真面目な仕事ぶりは、気持ち良い!
ルックスは??の馬締だけど、ちゃんと中身をわかる香具矢と夫婦になっている後半は嬉しかった♪
ラブレタ-もなかなか素敵でした(^^)
語彙の多い人、それを上手く日常でも使いこなせる人って知的で、いいなぁ~。
辞書づくりには外部の協力者も必要なのですね。
監修の松本教授や、辞書にあった紙を開発する製紙会社の開発部の人たちとの関係も信頼関係が出来ていている感じが読んでいて気持ちよかった!
松本先生に出来上がった「大渡海」を見せてあげたかったなぁ~(/_;)
最初から最後までイッキに読み進むことが出来る傑作でした!!
文句なしの五つ星でしょう!
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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