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読んだ本の感想あれこれ。
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Another.jpg   発行年月:2009年10月


   気をつけて。もう、始まってるかもしれない

   夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は、
   クラスの奇妙な雰囲気に違和感を覚える。 
   孤高の美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みるが、
   謎は深まるばかり。
   そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!


                                           (角川書店HPより)


連続して綾辻作品を読みました。
この本、すごく厚くて、持って読んでいると肩凝りが酷くなるので、膝にクッションを置いてその上に
本を乗せて読むスタイルでした^^;

学園物ミステリ-というところかな?
ホラ-色はあまり強くないとお薦めの次女の弁でしたが、なかなか怖かった。
でも耐えられないほどでもなく、スト-リ-には惹き込まれる力があって結構、短時間で読めました。

父子家庭で育った、榊原恒一は15歳。
父親は大学教授でインド出張の期間、亡くなった母方の祖父母の家で暮らすことになり東京から転校する。
母親の妹である叔母の怜子も何かと恒一の面倒を見てくれて、かつては母や叔母も通った中学のことをあれこれ話してくれる。
しかし、その話のなかで、26年前から続く、ある不思議な話を聞き、自身もその謎の部分に深く関わることになってゆく。


ある事が原因で次々起きる不可解な死。

26年前から続く、忌まわしいことを食い止める為に行なわれる方法。

不気味な世界でした。

謎の美少女・見崎鳴の存在も最初は、不気味さに拍車をかけましたが、恒一と会話する様子は自然で二人の距離感も好感が持てた。
そして、終盤近くで明かされた<もう一人>の存在には驚いた!

なるほど・・・それが分かってから前の出来事を振り返ると伏線めいた事柄が巧く繋がる!

でも、なんだか切ないような哀しいような気持ちにもなった。

結局でも人が沢山、死ななきゃならない理由はなんだったんだろ??
よくわからない。
わからないけど、まあ楽しめた。


最初、不気味な存在に感じた見崎鳴が読んでいる途中から冷静な判断と行動をし、人を思いやる心も持った、凄く素敵な女の子だなと感じた。
表紙の絵は見崎鳴だと思うけど、この絵の雰囲気はピッタリ!

人が結構、死んだりするけど、淡々と過ぎていくので、わたしには有り難かった^^;


★★★

 
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