死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。
凛にほのかな思いをよせる、売れないホラ-作家の道尾。
三人のもとに、今日も傷ついた心を持った人たちがふらりと訪れる。
友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。拾った仔猫を殺してしまった少女。自分のせいで孫を亡くした老人・・・。
彼らには、誰にも打ち明けられない秘密があった。
(本の帯文より)
「流れ星の作り方」「モルグ街の奇術」「オディ&デコ」「箱の中の隼」「花と氷」
5つの短編集。
最初の「流れ星ほ作り方」の雰囲気が好きだな。
凛が偶然、出会った少年との会話。少年に教わった流れ星のつくり方。試してみたくなる!
でも、疑問も・・・。
少年の目は見えるの?見えないの?よく見えないだけ??
ラストの話「花と氷」で出てきた老人の抱える苦悩は気持ちを想像すると切なかった。
亡くなった孫と同じ年代の子達を招いたお楽しみ会で、悲劇が起こらずホッとしました。
霊現象探求所を営む真備は冷静で鋭い洞察力でなかなかのキレモノなのに反して作家・道尾が実に頼りないのが面白い。
著者の遊び心か?
5つの話はそれぞれ面白かったけど、ところどころ「?」の箇所あり。
後で気づいたけど、これはシリ-ズ物なんですね!?^^;
三人の会話に出てきた<白峠村の事件>とか<仏像の事件>が気になる!
先のシリ-ズ作品「背の眼」と「骸の爪」も読んでみなきゃ!
この二作はなんだか不気味な題だったので、敬遠していたのですが・・・^^;
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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