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発行年月:2022年8月


研修を経て、循環器内科医となった諏訪野良太は、学会発表を終えた帰り、医学生時代の同級生である小鳥遊に遭遇する。小鳥遊が連れていた研修医・鴻ノ池に、研修のエピソードを求められた諏訪野の脳裏に蘇るのは、親身に寄り添ってきた患者たちのこと。まるで戦場のような救急部、心の傷と向き合う形成外科、かけがえのない“ある人”との出会いと別れを経験した緩和ケア科。切なくもあたたかな記憶の扉がいま開く。心震える医療ミステリ「祈りのカルテ」シリーズ

                     (角川書店/発行)




テレビドラマを見ていたので、俳優さんの顔が浮かんでくる。


30歳になった諏訪野達が集まり、研修期間中の話を回想していく。

やはり最後の<二十五年目の再会>が良いな。
救急外来に何度もくる癌患者の広瀬。
最後は、終末期で緩和ケア科に入院。
そこで研修医として接する諏訪野。

本当の父と子という関係。

広瀬の過去の話は、理不尽なものだったけれど、
最期は幸せな気持ちであっただろう。


循環器内科の医師として活躍する諏訪野の話も読みたいな。
体だけじゃなく、患者の不安とか心のケアも出来る医者は、いい。
諏訪野は良い医者になっていくと思うな。



                ★★★★

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