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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2022年3月


『恍惚の人』から半世紀。現役医師作家による衝撃のメディカル・サスペンス!
高齢者だけが身を寄せ合って暮らす山間の村。そこは楽園か、遺棄の地か。
夫の暴力から逃れ、幼い娘を連れて家を出た主婦・明日香。
迷い込んだ山奥の村で暮らし始めた明日香は、一見平和な村に隠された大きな秘密に気付き始める。
住民はどこから? 村の目的は?
老老介護、ヤングケアラー、介護破綻……世界一の認知症大国、日本。
人生を否定される患者。生活を破壊される家族。
認知症の「いま」に斬り込む衝撃作!

                 (講談社HPより)


最初から衝撃的で、どうなる?とハラハラドキドキ。
夫のDVから7歳の娘を連れて逃げて、たどり着いたのが、アルツ村。
認知症患者ばかりが暮らす村。
そこの老夫婦宅の孫ということで自然に受け入れられた明日香とその娘・リサ。

村人のなかでも会話が成立する人から情報を得て、なんとなくこの村の
様子がわかってきた明日香。

中盤以降、どんどん村の存在する意義がわかってきて、
それを悪とは言い切れないと思いながら読んだ。


最後、明日香自身もレビー小体型認知症というのには驚いた。
夫のDVも、娘のリサの存在も病気が生み出した妄想?幻覚?


認知症にならないには、長生きしないこと・・・・なんだか切ない。
でも現実・・・。



                     ★★★★
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