水しずくのぴしゃんちゃんとぼくの物語。
町はずれの借家に越していた「ぼく」は、薬草を売りながら、その日暮らしを送っていた。ある日、庭の葉っぱにいる水しずくに話しかけられる。
(小学館HPより)
可愛らしい絵は、著者本人によるものだそうです。
カラ-のイラストが中に幾つかあるのですが、とても可愛いのです!
そして、水しずくのぴしゃんちゃんとぼくの関係が、なんだか良い感じ♪
「ぼく」というと子どもみたいですが、立派な(?)社会人で、働いています。
「ぼく」のこれまでの経緯はちょっと変わっていて、何かちょっと責任あることを任されるたびに逃げ出す事を繰り返してきた男。
ゆえにジョ-ハツと呼ばれる。
最初、ぴしゃんちゃんに会ったときの会話もおもしろかった。
しずくなんだから蒸発するんだろ?と聞くとぴしゃんちゃんは「わたしは蒸発しない」と言い切る。
しぐさは可愛らしい女の子(?)なんだけど、ちょっと生意気な口調でジョ-ハツはまるで、ぴしゃんちゃんの家来の様子。
何度か職も変えたジョ-ハツが最終的に選んだ仕事は、くすり草採取。
それを薬草屋さんとハ-ブ屋さんに持って行き、売る仕事。
ぴしゃんちゃんは、ジョーハツの肩に乗ったりして一緒にお出かけ。
蒸発しないと言った、ぴしゃんちゃんだけど、最後は蒸発していく。
その前に二人が交わした約束のような会話もよかったぁ~
かわいらしくて、夢があって、ちょっとせつない、素敵なお話でした。
初めて読んだ、作家さんでしたが、好きだな。こういうかんじ。
他の作品も読んでみよう!
★★★★
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(04/18)
(04/16)
(04/10)
(04/07)
(04/03)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア