発行年月:2019年1月
北沢藍は職場の上司と不倫して、二人の子供を置いて家を出た。十年ぶりに実家に戻ると、男にだらしない母と、お金にがめつい祖母がうら寂しく暮らしていた。隣に住む幼馴染の馬場美代子は家族を見送り、今は祖父をひとりで看ている。介護に尽くす彼女は、孝行娘とあがめられているが、介護が終わったその先はどうやって生きていくのだろうか。実は、彼女の暮らす家には、世間を震撼させるおぞましい秘密が隠されていた。
原田ひ香が、満を持して挑む、堕ちていく女の果ての果て。
(光文社HPより)
最初の方は、離婚して独りで頑張る主人公の藍を応援する気持ちで読んでいた。
けれど。。。実家に戻り、母と祖母との3人の暮らしになってからは・・・。
隣家の馬場美代子が、関わって更に・・・・。
馬場美代子、恐ろしい。
そんな美代子に関わってしまった藍は災難といえば災難かも。
桐野夏生の「OUT」に似た部分もあるけど、あちらは何かあっけらかんとした
潔さとも思えるものがあって、読後感はそんなに悪くなかったけど
こちらは、どんより重たい気分になってしまう。
社会問題(介護、生活保護)が絡んでいて、他人事じゃないと感じるからかも。
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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