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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2018年12月



 地球に向けて、巨大小惑星ダイスが接近中。
人類は、あと5日で終わりを迎える。
人々はその瞬間、『裁きの刻』をどう迎えるのか――
高校生の漆原亮の姉、圭子が殺された。コスモスの咲き乱れる花壇で、全裸で胸にナイフを突き刺された姿で発見された姉は、亮にとって唯一の家族、”世界そのもの”だった。恋人のこともそっちのけで、亮はとにかく犯人を見つけ出し、自分の手で復讐したいと暴走。そして”あるもの”を手に入れるため、クラスの“禁忌”と呼ばれる異端児・四元美咲に接触する。

優しく、美しかった圭子を殺したのは、圭子の恋人だったのでは?しかしそれが誰なのかわからない。犯人を追い求めて、亮は圭子が入っていた天文学同好会、そしてダイスを崇拝するカルト集団『賽の目』に踏み込んでいく……。
人類滅亡まであと幾日もない中で、なぜ圭子は殺されなければならなかったのか――
ヒット作連発中の著者が、エンターテインメントの力で永遠のテーマに挑む!!

                      (光文社HPより)



面白い設定下でのミステリー。
最初から最後まで飽きずに読めた。

犯人を見つけて自分の手で殺すと決めた高校生の亮。

クラスメイトの四元美咲との関係がいい。

巨大惑星が接近しつつある状況で、国民たちが混乱して行く様子も
描かれ、実際こんなことが起きたら、どうなるかな?とちょっとだけ
考えた。

結局、姉を殺したのは・・・・


へ~そうか。なるほど・・・。
と一応は納得したけど、そんな風に死んでしまった姉がなんとも哀しい。


ラストの場面は、よかった。


絶望し孤独だった亮と美咲が、寄り添っている姿は、状況としては
最悪なのかもしれないけど、少しホッと出来る。



でも、今まで医師だから説得力ある作品の方が好きだな。


                       ★★★
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