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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2018年12月

「おまえ、あのとき、なに考えていたの?」
「夢みたいなことだよ。夢みたいなことをね。ちょっと」
朝霞、新座、志木――。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。元男子の青砥も、このへんで育ち、働き、老いぼれていく連中のひとりである。須藤とは、病院の売店で再会した。中学時代にコクって振られた、芯の太い元女子だ。
50年生きてきた男と女には、老いた家族や過去もあり、危うくて静かな世界が縷々と流れる――。心のすき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみを、圧倒的な筆致で描く、大人の恋愛小説。

                     (光文社HPより)




50歳の男女の話。

青砥健将と須藤。

2人の関係が、理想的なかんじ。
共に今は独りの身。
青砥は離婚歴あり、須藤の夫は病死している。
子ども達はそれぞれが独立。

2人が恋愛関係に進んでも何ら支障はないのだけど・・・
須藤は青砥と次第に距離を置く。


青砥はずっと後悔するだろうなぁ~。
結婚の言葉を言わなかったら、もしかしたらずっとそばに居られたのか?と。

でも須藤は結婚を青砥が考えてくれたことがわかって嬉しかったと思うな~。
「それ言っちゃああかんやつ」とか言いながら・・・
本当は嬉しかったんじゃないかな?


切ない男女の話だけど、なんだかしみじみ、いいなぁ~と思った。



                      ★★★★
 
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