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発行年月:2010年11月(単行本は1981年10月)


 

2011年、没後30年を迎える名人の傑作

人妻の恋の道行を描いた表題作をはじめ、
おひとり様の恋心を衝いた「胡桃の部屋」、
絶筆「春が来た」他、全5篇を収録した珠玉の短篇集


                   (文春文庫HPより)



5篇どれも面白かった。
女性たちの心理描写が凄く巧い!

表題作<隣りの女>は、一番最初。
28歳のサチ子はアパートで夫と暮らしている。
昼間はミシンを踏んで内職をしている。
隣の部屋のスナックのママ・峰子を訪ねてくる男との会話や行為を
盗み聞き。
ある日、いつもの男の声とは違う声を聞き、興味津々のサチ子。


サチ子の行動、凄いな。
そして元の生活に平然と戻る・・・・う~ん。強か。アッパレ・・・^m^



5篇のうち<下駄>だけ、男性が主人公。
突然、腹違いの弟だと名乗る男が出現。
いつも勤め先へ出前を届けてくれる中華料理屋の男。
戸惑いつつも一緒に飲みにいったり父親の七回忌が近いことや墓の場所を
教える。
母親には言えず、段々と男の接し方が馴れ馴れしくなってくることにも
疎ましさを感じていく。


最後の絶筆となった作品<春が来た>もよかった。

ついつい見栄を張って付き合い始めた男。
家族や家のことも理想的な様子で語ったが、ひょんなことから
家に連れて来ることになってしまう。
ガサツな両親。無愛想な妹。狭い家。
語っていたのとは真逆な家庭。
これで振られると覚悟したら、意外にも男は全て受け入れ
週末ごとに家に来るようになる。

家族が男の出現によって変わっていく。

でも最後は、あれ?っという結末。

結果的に振られたわけだけど、あっけらかんとそれを受け入れる直子がいい。

これドラマ化されたんだぁ~
WOWOWで放送されたらしいけど、観てみたいな~。


向田さんの作品、面白いわ~


                       ★★★★★

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