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発行年月:2017年11月

甘美で幻想的な異界への誘い――匂いたつかぐわしさにほろ酔う連作奇譚集。

男同士が忍び逢う宿屋「左近」の長男、桜蔵(さくら)は高校を卒業し、大学に進学。それを機に実家をはな 男同士が忍び逢う宿屋「左近」の長男、桜蔵(さくら)は高校を卒業し、大学に進学。それを機に実家をはなれ、父の柾とその正妻と同居することになる。しかし、やっかいなものを拾う”体質”は、そのままで……
大雨の朝、自転車通学の途中で事故にあい、迷いこんだ先は古着を仕立て直すという〈江間衣服縫製所〉。その主の婆さんは着ていた服で浮き世の罪の重さをはかり、つぎに渡る川や行き先を決めるという――この世ならざる古着屋や巡査との出逢い、境界をまたいで往き来する桜蔵の命運やいかに――!?(この川、渡るべからず)
匂いたつかぐわしさにほろ酔う、大人のための連作奇譚集。

                      (角川書店HPより)



左近の桜シリーズ第3弾?
過去のを完全に思い出せないけれど、読みながら、ああ、そうだったと
思い出すかんじ。

大学に進学した桜蔵は、母と弟・千菊(ちあき)と離れ

父(本当のではないようだけど)・柾とその正妻・遠子の家で暮らす。


大学通学中に意識を失い気づいたら異形のものたちの世界へ。
妖しいけれど甘美な世界観が、独特。

大学の教授・清 千舟もなんだか柾や桜蔵たちと同じ匂いがする人物。

桜蔵の本当の父親って誰なんだろ?
いつかそんな話も出て来るのかな?

表紙の絵が、物語の雰囲気にピッタリ!

このシリーズは、まだ続くかな?


                         ★★★
 
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