発行年月:2016年2月
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震災のため原発四基がすべて爆発した! 警戒区域で発見された少女「バラカ」。ありえたかもしれない世界で蠢く男と女、その愛と憎悪。超大なスケールで描かれ るノンストップ・ダーク・ロマン! (集英社HPより) 震災前と震災後の話。 主人公はバラカ。 ドバイの市場で日本人の木下沙羅に買われる。 沙羅は当時、出版社勤務で大学時代の親友で テレビ局勤務の田島優子が同行。 沙羅はバラカに光という名前を付けるが、 大学時代の知り合い川島と再会し 結婚、川島の子を妊娠し、バラカの存在が疎ましくなり 優子の元に預け川島と共に仙台に引っ越す。 そして3.11。 沙羅は震災で津波の犠牲に。 バラカは優子の元にいたが、川島が奪う。 震災後、警戒地区のペット保護の為、 仲間と訪れた豊田吾郎は、犬たちと一緒に 居る幼い女の子を見つけ保護する。 女の子が「バラカ」と発するので薔薇香と名付け、 自ら保護者となると決める。 原発推進派と反対派の間にある亀裂。 そこに残されたまま、置き去りにされた人々の思い。 色々なことを改めて考えさせられた。 川島が兎に角、不気味で、10歳のバラカが再び、 川島につかまった時はどうなる?とハラハラ。 しかし、同級生の男の子とその母親が味方してくれ なんとか逃げることが出来たときは、ホッとした。 最後は、バラカが成人した後日談。 なんとか、普通の人の暮らしを送れているということかな? 暗くて重たい話だったけど、読み応えは十分だった! ★★★★ |
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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