発行年月:2016年6月

あなたの記憶は、あなただけのものですか? 記念碑的エンタメ巨篇!


世界的ベストセラー作家の兄の不審死と遺された謎だらけの随筆。
記憶とは食い違う原稿の真実が明かされるとき、“世界”は大きく揺らぎはじめる――。
直木賞作家、全身全霊の900枚。
(角川書店HPより)
長い物語だったなぁ~。
3部作構成で、登場人物が多く、やや混乱するので読むのに時間がかかったけれど
飽きることなく最後まで読めた。
第一部は10年以上、絶縁状態だった兄が自殺したという連絡を受けた
弟の古賀純一の語り。
兄は著名な作家・手塚迅(本名は古賀壮一)。
だけど。。。純一もこの部で亡くなってしまう展開にはビックリ!
第二部は古賀兄弟が亡くなって8年が経過した話。
古賀壮一の義理の甥(壮一の離婚した妻の妹の子)・白崎東也(30歳)が語り手に
なって伯父の死、その弟・純一の死を追う。
第三部は引き続き東也が語り手だけど、自分のルーツと
伯父・その弟純一の繋がりを過去の真実から知る。
とある宗教の教祖の記憶を持っていた古賀壮一。
人の記憶の不思議さを感じる、なんだかミステリアスなお話でした。
表紙の大きな桜は物語の中でも重要なものでした。
やや複雑な話ではあったけれど、なかなか面白かった!
★★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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