発行年月:2015年10月
色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった……。ある女は大阪に引っ越してまで愛人を追いかけ、またある女は親友の婚約者を欲しがる。職人の夫の浮気を疑った妻は夫の作る提灯に火を仕込み、OLは見る間に垢抜けた同僚への嫉妬に狂う……。サスペンス・ミステリーの名手による短編を、単行本未収録作品を加えて精選したベスト・オブ・ベスト第一弾!
(新潮文庫HPより)
乃南さんの短編傑作集が3冊出ているのを知り、先ずは1冊目を読んでみた。
恐ろしい、女の恨み、嫉妬のオンパレード。
どれも結末が最悪で、事件だ!
最初の<くらわんか」からビビった!
疎遠になったキャバクラの客を追いかけて来ての復讐劇。
そのやり方が恐ろしい。
次の<祝辞>も。
親友だと思って居た女友だちが披露宴の場でまさかの花嫁の暴露話。
ほかの話も全て女性の話。
表題作<最後の花束>は一番最後の話。
先ずは16歳~17歳の家で少年と少女が夜の世界で働いていて、知り合い
仲良くなった後、悪い先輩によって事件が起きる。
その後、話が変わって、お花屋さんを営む女性の結婚式が近いという話になり・・・
全く別の話かと思ったら、先の話のその後の話で、当時の少女が復讐に及ぶ話。
ああ、嫌な話ばっかりで恐ろしい。
唯一、<はなの便り>は、微笑ましかった。
この流れだったので、途中まで、どんな展開になるのやら?とドキドキして
いましたが、ああ良かった♪
短編なので1つの話がサクサク読めていい。
2冊目、3冊目も読んでみよう♪
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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