発行年月:2015年9月
ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。
(文藝春秋HPより)
高校生の外村青年が偶然、出会ったビアノの調律師・板鳥と出会い、
その仕事ぶりを見て、自身も同じ仕事をしたいと思うところから物語が
始まる。
ああ、こんな風に生き方を決めることもあるんだなぁ~と。
それがすごく自然な成り行きで、板鳥のアドバイスで調律師の専門学校に進み
卒業後、板鳥のいる楽器店に就職。
そこから色々な先輩たちに見守られて成長して行く物語でした。
調律師の仕事の様子がよくわかって楽しかった。
そして外村の誠実な性格とそれを見守る先輩たちの優しいアドバイスの
言葉なども読んでいて心地よかった。
表題の羊と鋼は、ピアノの内部にある構造でした。
なるほど、ピアノの中ってそうなっているんだ~。
表紙の絵も可愛く、物語と同様、温かい気持ちになれます♪
素敵な物語だったななぁ~。
2016年の本屋大賞1位も納得の1冊です !
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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