発行年月:2014年1月(単行本:1995年)
母と娘、嘘と不安。繊細な心が求めるものとは--。


しかし次第に、他人とうまくつきあえない不安定な彼女に、
疑問を募らせていき--。
家族、そして母娘の関係に潜む闇を描いた傑作長篇小説。
(角川文庫HPより)
暗くて重たい家族の話で、嫌な気分になってきました。
けれど、物語の結末が知りたくて、一気読み。
同じような状況に自分がいたら辛くて読めないかも。
主人公のさとるは24歳。
妹のみつるは天真爛漫で自分の思い通りの行動をするのに、姉のさとるは
家族のなかで絶対的、主導権を握る母親に文句も言わずに従う。
この母親は異常だ。
病んでいる。
さとるの恋人で大学生の鉄男が救世主となるのか?と期待して読んだ。
文中で登場する告白文のような語り主は誰か?ずっと気になっていたけれど
途中でわかったときには、衝撃的で、鉄男はこの家族と離れた方がいいんじゃない?
と考えが変わった。
鉄男がこの後、不幸にならないことを祈ろう。
★★★
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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