発行年月:2014年7月
大切なひとは、誰ですか――
才気あふれ、17歳という若さでデビューした詩人・すみれ。彼女の成長は少しだけゆっくりで、その後もまわりが少しハラハラするような、でもそのときどきに宝物を残してくれるようなものでした……
幼い娘の成長に不安を覚える母、生徒に詩人としての才能を見出した中年教師、姉の自由さに苛立ちながらその才能に憧れる妹、伸び悩む詩人に苦悩する編集者、クラスメートの名前が書かれた詩集に出会う販売員、アパートの隣人にときめく大学一年生男子。すみれと係わったひとびとが、その季節のあとに見つけたものは……
本作は、アンソロジー『あのころの、』(実業之日本社文庫)に収録された短編「ぱりぱり」を第1話に、詩人すみれと出会った人々それぞれの視点で描かれる全6話の連作短編集。
(実業之日本社HPより)
ぱりぱりって何だろ?と思ったら・・・
「いりこ」の事でした。
物語は短編連作の形で進むけれど、17歳で詩集を発表し爆発的にヒットした
中埜 菫が、どの話にも出てくる。
すみれには、妹の桜が居て、最初の話は、自由人の姉に振り回される妹・桜の目線で
描かれた物語。
それから、すみれを担当する編集者・北川、すみれが暮らすアパートの隣人になった
大学生の葵、すみれの詩の才能を見出した高校教師、同じ高校に通ってた美緒など
すみれに関わった人たちの語りで綴られる。
最後は、幼かったすみれの様子を母親が語る。
みんな結構、振り回されるんだけれど、それぞれが幸せそうなのがいい。
楽しいお話でした♪
表紙の絵もなんだか癒されるかんじで、物語のなかのすみれの雰囲気に
合ってるなぁ~。
★★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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