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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2014年1月


短篇と短篇が出会うことでそこに光が瞬き、
どこからともなく思いがけない世界が浮かび上がって見えてくる。
魅惑の16本と小川洋子のエッセイが奏でる究極の小説アンソロジー集!

              (河出書房新社HPより)


小川さんが陶酔されている短篇を集めた作品。
まだ未読の作家さん。読んだことはあるけれど・・・小川さんだとこんな
風に解釈されるのかぁ~?といろいろと楽しめた作品だったなぁ~。

短篇は全部で16篇。
そのひとつひとつの解説エッセイがつく。

有名だけど、殆ど読んだことがない

泉鏡花の「外科室」、梶井基次郎の「愛撫」、井伏鱒二の「鯉」
武者小路実篤の「空想」などは、もっとほかの作品も読んでみたいと思わせてくれた。


泉鏡花の「外科室」は、以前、映画化されたのをチラッと見たのだけど
解説エッセイで、小川さんが、ドクターの秘書をしていた話は、興味深かった。
しかし、外科室という言葉の響き自体が、なんとも冷たく重たいかんじ。
物語自体も純愛を描いていて、現在では、書けないだろうなぁ~。
この時代だから成立するお話という感じす。

しかし、小川さんの読書量というか読書の幅はすごいな。
作家さんというのは、こういうものでしょうか??

毎週末、FMラジオで本の解説をされているのを楽しみに聞いているので
その雰囲気もちょっと重なるかんじでした。

また陶酔短篇箱第二弾とかもあるといいな。


                         ★★★★★
 
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