中学生の杏が出会った、風変わりな女性。
彼女と一緒に過去の事故を調べるうちに、
杏が見つけたものとは・・・・?
死って、案外、淡々としてて、とてもふつうなものだ。
誰にでもあることなので、日本中で毎日何百と起こっていることで、本人や遺族にはそれぞれ特別であるとしても、実際はとても平凡なものである、ってこと。
おとうさんが死んでも天地は裂けなかったし、おかあさんもあたしも発狂しなかった。朝がきて夜がきて、ごはんをたべないとおなかがすいたし、眠くなって眠って目がさめた。-----------本文より
(本の帯文より)
図書館の児童書の棚にあった本。
なんとなく目に留まり借りて来ました。
こういうふと目に留まる本は大抵、自分にとって、すごく良い本だったりするのが不思議。
この本もすごく良かった!
児童書なので、とても読み易い。
主人公の杏は13歳。
夏のある日、学校に行きたくないと思い、さぼる。
その日の出来事。
何故、学校に行きたくないのだろう?と疑問に思いながら、前の日の家のなかの出来事が少し最初に書かれていて、何か暗く重い問題が杏の家族に起こっているようだとわかる。
学校をさぼって向かった図書館で、出会ったちょっと不思議な女性・佐千代。
佐千代は図書館に過去のある事故について調べに来たと言う。
そして、成り行きで二人は実際の事故の現場を訪ねる。
最初、杏は佐千代に対して心を開かず無愛想なのですが、段々と一緒に居る時間を経て、自身の抱えているものについても話し出す。
佐千代の年齢は特に書いてなかったけど・・・1975年に小学生だったというのだから・・・
40歳代くらいかなぁ?佐千代の話す昔話の内容が、自分の小さい頃のこととダブるので、杏との年齢差も親子くらいかも。
年が大きく離れた二人だけど、短い時間のなかでお互いを理解し、絆のようなものが生まれ
人の縁ってこういう不思議なこと起すことあるかもね~なんて思いました。
佐千代が追う過去の事故。
それに同行しながら、杏が思い出を蘇らせる亡き父のこと。
物語の最後では、杏が17歳に成長し、佐千代に手紙を書きその内容が書かれている。
それを読むと、13歳の杏の周りの諸々の暗いことは、その後、明るいことに変わったんだなとわかりホッとしました。
人の死についても、ちょっと考えさせる話ありで、いろいろな意味で深い話で
ず~んと胸の奥に何か刺激を受けるようなお話でした。
上手く表現出来ないけど、こういう本は子どもたちにも読んでもらいたい。
あとがきを読んで、この物語は著者の実体験が元になっているんだと知り、物語を振り返り、なんだか胸が熱くなりました。
著者の実生活とリンクしている物語だったんですね・・・。
初めて読む作家さんでしたが、ヤングアダルトを対象にした本を多く出版されてるみたい。
過去の作品も読んでみようかな?
この表題と表紙絵も内容にピッタリで好きです(^^)
★★★★★
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ニースの国際学会にお供することになった新米外科医・世良。命じられた秘密ミッションは、伝説の天才外科医・天城に佐伯教授からのメッセージを渡すことだった。一筋縄ではいかないクワセ者の天城を相手に、カジノで一世一代の賭けをした結果、無事日本に連れ帰ることに成功。佐伯と天城の計画する、新しい心臓専門病院の設立を手伝うことになる。しかし、それこそが大学病院内での激しい戦いの始まりだった!
神の手は実在するのか!? 医師にとって大切なのは、患者の命と金、どちらなのか!?
(講談社HPより)
チ-ムバチスタより10年以上前の話?
天才外科医・天城の個性が強烈でした!
その弟子役に抜擢された若き医師・世良が良かった!
2番弟子の1年生医師・駒井も薩摩弁で話し、物怖じせず、飄々としたかんじが面白かった。
天城はモナコのモンテカルロ・ハ-トセンタ-で勤務していたが、佐伯病院長からのオファ-で東城大学病院へ。
そして心臓手術専門病院「スリジエ・ハ-トセンタ-」を創設することを命じられる。
その資金繰りは?
驚きの出所!
ちょっと現実離れした話のようでしたが・・・・・。
実際に創設されたのか?
その後の天城医師とともに気になるぅ~。
バチスタ手術で有名の桐生ドクタ-が、まだ新米医師というかんじで登場したときは、おぉ~!!と思いました。
この時から、なかなか鋭い視点で物事を見ていてのね。
そして、藤原婦長さんは、かなり威厳あるポジションで頑張ってました!
若き花房看護師も登場で、最後の方では世良ドクタ-と良い雰囲気♪
でも、その後は・・・・・・・。
バチスタの頃は、速水ドクタ-と何やらありそうな感じでしたよね?
でも、登場するドクタ-たちが海堂作品では、あれこれリンクしてるので、頭のなかで相関図を浮かべながら・・・・。
海外の推理小説みたいに登場人物の相関図が欲しいです!
自分で作ればいいんだけど・・・・^^;
世良ドクタ-がもうちょっと成長した時代の話も読みたいなぁ~
★★★
「俺はみにくいアヒルの大人」。
十七年間、場末のマジックバーから抜け出せない三十五歳の晴夫。
腐りきった自分に飽き飽きしていたある日、
テレビ番組のオーディションに挑む。
新たなる傑作!
(幻冬舎HPより)
最初は、冴えないマジシャンとして働き家賃4万8000円の安アパ-トで独身生活を送る35歳の晴夫の様子が暗いなぁ~。
この話はどう展開していくんだろう?と思って読んでいました。
このままじゃダメだと一念発起して、テレビのオ-ディションを受ける春夫。
おっ、ここから運気が開けるのか?と予測したけど・・・違った^^;
父子家庭で育ち、父親がイヤで家出して、17年会ってなかった父親が亡くなったという知らせ。
そして・・・ある事が起きる!
正に晴天の霹靂!!
ここからは、ちょっとSFの世界のようでした。
何処かで見たり聞いたり読んだりした話なんですが、設定やら会話や言葉使いが面白く、
結構面白く読んじゃいました。
最後は、ちょっと感動したし・・・
なかなか良いお話でした(^^)
★★★
人形のために作ったミニチュアの家にやってきたのは、
小さな小さなお客様。
“花明かり”と少女たちの交流を描いた感動の物語。
(ポプラ社HPより)
物語は2部形式。
第一部は、七恵と独楽子 196*年
7歳のとき、母親が亡くなり、父親は再婚した。
新しい母親・冴子ママは、優しいけれど、七恵とはどこか合わない。
そして七恵は母方の祖父母の家で暮らすことになる。
祖父母の家には不思議なものがいろいろある事を発見する。
祖父が発見したという“花明かり覚え書き”
そして、七恵が亡くなった母と作ったミニチュアの家具を集めた引き出しの中の家に、
小さい女の子が訪ねてくるようになる。
小さい女の子は独楽子。
二人は仲良くなり、ある約束をするのだけど・・・・何故か二人が会うことはなくなってしまう。
なぜ?の謎を残したまま、物語は
第二部 薫と桜子 200*年 へと移る。
薫は第一章の七恵の姪に当たる。
そして、薫もある日、かわいい物が沢山入っている引き出しを見つけ、小さい人・桜子と知り合う。
そして、薫が見つけた七恵から独楽子に宛てた手紙により、第一章の謎も解け、
七恵のその後も明かされる。
これは児童書なのかな?
とても読みやすかった。
この夏、見た「床下のアリエッティ」を思い浮かべるようなお話でしたが、こちらの話も良かった。
文中にも、メアリ-・ノ-トン著の「床下の小人たち」が出てきたりするので、著者もこの話は知っていて、その日本版を書いたのかも。
冒頭に出てくる七恵が作った小さな家具たちの説明とそこにある挿絵の可愛らしさに釘付けになりました!
女子なら、みんな好きなものでしょう!
特にシャンパンのコルク栓をカバ-してる金具で作った椅子が素敵!!
今度、作ってみようかな?
楽しいけど、ちょっとその背後には切ないものもあって、でも最後は嬉しい出来事があって・・・
感動の物語でした!
小学生中学年くらいなら読めると思う内容で、大人も楽しめるお薦めの本です!
★★★★★
正義のために、良心を捨てた女。海堂史上最強の魔女、ふたたび降臨!
桜宮市に暮らす平凡な主婦、山咲みどりのもとをある日一人娘で産婦人科医の曾根崎理恵がおとずれる。子宮を失った理恵のため、代理母として子どもを産んでほしいというのだ。五十歳代後半、三十三年ぶりの妊娠。お腹にいるのは実の孫――この子はいったい、誰の子なの? 医学と母性の葛藤をせつなく激しく描く最先端医療小説!
(新潮社HPより)
読みながら。。。。この女医さん、前に出てきたよなぁ~と思い、あれこれ調べたら「ジ-ン・ワルツ」で登場の曾根崎理恵だったんですね!
夫・伸一郎はゲ-ム理論の世界トップクラスの研究者として認められている人物。
理恵は子宮を摘出したため妊娠が出来ないからだになってしまう。
そこで実の母・みどりに代理母を依頼し、伸一郎もみどりにお願いの手紙を海外から送る。
みどりにとって孫の誕生は楽しみであり、理恵の子宮で妊娠が無理なら自分がその役目を勤めるのは当然と引き受ける。
この辺までは、まあ、それぞれの思いも理解出来た。
しかし・・・・段々「え?」という話になっていく。
自身が産婦人科医で体外受精のエキスパ-トだから、そういう事も思いつくのか?
ちょっと一般の人の常識では計り知れない考え方かも。
母親に受精卵を着床させる作業では、理恵の思惑が絡み、常識では考えられない事がされる。
医師の立場を利用しているようで不快感を覚えました。
キライだな。この女医さん。
結局、3個の受精卵がみどりの子宮に入りうち2個が着床し、双子が生まれるのだが、その子どもを巡ってのあれこれもなんだか、不可解。
その双子の名前が薫としのぶ。
あっ!「医学のたまご」で登場の中学生の曽根崎薫くんなんだ!これ!
じゃあ、もう一人のしのぶちゃんはどうなったんだろ?
どこかで登場してたかな?
物語はスラスラ読めて、なかなか面白いけど、理恵と伸一郎、みどりの考え方には、共感出来ず
なんだか読後感はよくなかったな。
でも代理母の日本の現状を知れたのは良かった。
今は、まだ法律で代理母で生まれた子どもは、実際に産んだ者が母親ということだそうで、それがどんな問題に発展し得るか?を小説で示したということかな?
産んだ者が母親・・・・う~ん。違和感あるね、やっぱり。
今後、何らかの法の改定があるのかな?
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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