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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2024年11月


六十代の主婦・雅美は、大谷選手の書いたマンダラチャートを真似て、マス目を埋めてみる。もし、人生をやりなおせるならば、「女性が胸を張って生きられる世の中にしたい」。そう記した途端、雅美はマンダラチャートに飲み込まれ、中学生に戻ってしまう......。同じくタイムスリップした、かつての憧れの人・天ヶ瀬とともに昭和の古くさい価値観を変えようと、奮闘する雅美だが......。


                   (中央公論新社HPより)


正にドンピシャ!
主人公とほぼ同年なので、雅美の思うことに激しく同意!

63歳の雅美が急に中学2年生の教室にタイムスリップというのも面白い。
自分なら大パニックに陥るところだけれど、雅美は結構、冷静だったな。
瞬時に状況を判断して行動していた・・・賢い人なんだと思った。


同じような状況でタイムスリップしてきたのは、当時の初恋の天ヶ瀬良一。
顔よし、スタイルよし、頭脳よしの言うことなしで、女子の憧れの的。
そんな天ヶ瀬が雅美をみて同じ状況なんじゃないかと接近。


彼らが凄いのは、そこから、未来に向かって前の生活よりいい状況になれるように
目標を持って努力していくこと。


でも昭和は男女の格差が今では信じられないほど大きく、雅美は苦労する。
就職のときの様子は、腹が立ってきた。
それでも、なんとか、求められる場所に就職して、さてこれからどうなる?
と思ったら・・・・再び現代へ・・・・。


その辺も面白かった。
この先の雅美と天ヶ瀬のことも気になるけれど、いいラストだった。




                     ★★★★
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発行年月:2022年12月


誰かと生活することは、めんどくさいけどあたたかい。鎌倉駅から徒歩8分。木々と小鳥に囲まれたシェアハウスには、今日もカレーとコーヒーの香りがいっぱい。まだ空室アリ〼。男手一つで育ててくれた父が死んで、鎌倉のカフェを引き継いだ香良。ある日離婚した親友が押しかけてきて、いつの間にかシェアハウスをはじめることに! 次々やって来る入居者たちは、みんなちょっとワケあり。慣れない他人との共同生活に、イラっとしたり文句を言ったりもするけれど……。家族だから言えない、家族だから甘えられない。そんなひとりぼっちになった住人たちが見つけた新しい形のきずなに、あたたかい気持ちになる1冊。


                    (幻冬舎HPより)




鎌倉のまかない付きシェアハウスに住む人たちのはなし。

最初は、ほそぼそとカフェをしている香良の元に親友の三樹子が離婚して・・・と
転がり込み、三樹子の提案で部屋が余っているのを放っておくのは勿体ないから
人に貸したらいいんじゃない?と
そして入居者が決まっていく・・・

三樹子と香良は同級生?46歳。

次に来たのは藤村里子(52歳)、愛犬のツンと一緒に。
50歳までは神保町の出版社に勤務

そして道永あゆみ(30代)すらりとしたモデルのような容姿と美貌。
香良の叔父の営む珈琲店でバイト。
LGBTQのTだとカミングアウト。

最後は、加藤千恵子(73歳)
お隣の倉林さんの知り合いで、息子家族と同居していたが追い出された気の毒な
人と。
息子が事業に失敗し住んでいた家を出てマンション暮らしになるが千恵子は
別に住んでほしいと。



最初は、言いたいことを言う三樹子と里子の喧嘩が始まり、どうなることやら?と
思ったけれど、仲直りしてからは、いいかんじに。

香良の作る料理が美味しそう。
カレーの頻度が高いけれど、違うカレーなので飽きずに食べられそう。
巻末にレシピも載っていた。


楽しい物語だった。
でも、現実で考えたら、初対面の人と一緒に住むってちょっと抵抗あるかな?
せめて部屋に鍵がついていないと・・・(^^ゞ

香良の亡くなった父親とその弟(尾内忠人)の関係、
香良の母親が出奔した(香良が5歳の時)理由がわかったときは、
衝撃を受けたなぁ~


いろいろと気になるので続編も読むつもり。




                       ★★★



発行年月:2022年3月


イラストレーターながら今はネットで不用品を売って生計を立てるなっちゃんこと奈津子。大学の非常勤講師を掛け持ちしながら生活するノエチこと野枝。
そんな幼なじみの二人は50歳を迎え、共に独身。生家の築古団地で暮らす。奈津子の部屋で手料理を一緒に食べ、時にはささいなことでケンカもする。高齢のご近所さんのために、二人で一肌脱ぐことだってある。
平凡な日々の中にあるちいさな幸せや、心地よい距離感の友情をほっこりと優しく描いた物語

      
                       (発行/サンクチュアリ出版)




NHKのドラマを楽しくみていたので、活字を追いながらも

ドラマの場面が脳内再生されるかんじで楽しかった。

桜井奈津子役は小林聡美。
太田野枝訳は小泉今日子。


ふたりの関係がいい。
もう家族みたいなかんじで言いたいことを言い合い、時には喧嘩。
でも暫くすれば、元通り。
特に謝ったりはしないのだけど・・・・^m^


続きも出版されているようなので、またそちらもそのうち読もうかな?



                     ★★★★



発行年月:2024年1月


問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度――補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて……。家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、著者会心の新たな代表作!

                   (中央公論新社HPより)



今までは、ちょっと重たい事件などを扱うものを読んで来たので
ちょっと、違う作家さんみたいだと思った。
でも惹き込まれる文章は流石です。

岩手県盛岡市で南部鉄器工房を営む小原孝雄(72歳)が16歳の庄司春斗の
補導委託を受け入れる。
息子の悟は最初、納得できず、出来るだけ少年に関わらないでいようとする。
工房の職人・林健司(60歳)は、最初から春斗に積極的に関わる姿勢。
短期で時々、働く八重樫(20代?)も春斗に気楽に話しかける。


春斗の抱えるものが徐々にわかってくる。
父親は弁護士で経済的には恵まれた環境だけど、両親の期待に応える
ことが辛くなっていたみたい。


結果的には、弁護士の父親も子どもの頃は貧乏であったため息子には
苦労してほしくないという思いから春斗に厳しく要求していたのだと
わかって、この親子の関係は良い方向に向かいそうでよかった。

そして父親のことを何も理解していなかったとわかった悟も
父親へ対する気持ちが大きく変わっていく。


ハッピーエンドの最後は、よかった。


でも、実際、補導委託を受け入れるって、凄く大変なんだろうな。
引き受けている人たちは、凄いと思う。




                     ★★★★



発行年月:2024年9月


温かな手により紡ぎ出される「喪失と再生」の物語。
ほのかな寂しさと静かな優しさが織りなす、
服飾にまつわるオムニバス短篇集。


                (河出書房新社HPより)

・光枝さんの指と口笛
・率子さんの風の家
・メルさんの羽根
・チタン先生の蜘蛛の巣
・マルちゃんのリボン
・ココさんの心臓
・ストライプさんのストライプ
・ミルミルさんの安眠枕
・シェリーさんのコスチューム
・イルさんのたんぽぽ畑
・サラ&アンのランジェリー
・鉄人さんのプリーツ
・シーさんのハートスカーフ
・カト姉ちゃんの「このこ」たち
・ヤンさんの白いハンカチ
・雲さんのもくもくちゃん
・スナノリさんのマントブリーチ
・ライムさんの帽子





18の短編集。

刺繍、編み物、人形づくり、安眠枕、衣装づくり、オーダーメイドの下着
ブローチづくりなどなど。。。。


それらを作っている人、それらを愛用する人たち、
丁寧に人の手で作られたものたちは、やはり特別。
よく知っている人から作って贈られたのなら、ずっと大切にしたいもの。


ひとつひとつのお話がとても、温かく素敵だった。

装画の牧野千穂さんの画もすき。
牧野さんの画の本を今度は探して読んでみよう。



                      ★★★★★
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