戦国の世、信長の娘が選んだ「女いくさ」
信長の血をもっとも色濃く受け継いだ娘、冬。
生まれながらに背負った運命に翻弄されながら、
夫・蒲生氏郷への愛と父への崇敬を胸に自らが信じる道を歩んでいく。
その数奇な半生を辿る歴史長編。
(集英社HPより)
信長に娘がいたことは知っていましたが、名前までは知らず・・・
冬姫という人がこんな一生を送った人ということも本書で初めて知りました。
物語に主人公になる人は、多少脚色されて魅力的に描かれるものだとは思いますが、
冬姫の考え方や生き方には、共感できる部分があってとても好感が持てました。
今まであまり世の中に知られていないのが不思議なくらい。
信長の娘であり、それなりの誇りも持っているけれど、嫁いだ先の蒲生家のなかで夫・忠三郎(のちの氏郷)を支え、蒲生家が安泰に存続することを常に願って立ち振る舞う姿は慎ましかった。
キリシタンとなった夫を見守る広い心も持っていたし・・・。
本能寺の変以後、あれこれ噂された、安土城炎上の真相は、なかなか興味深かった。
作者の仮説だろうか?
信長の妹・市とその娘・茶々が、ここでは気位の高いやや嫌な女性として描かれているのも今までにはなかったので新鮮だった!
とにかく最初から最後まで、読みやすく楽しめた。
★★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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