小劇団を主宰する大輔と瑞穂夫婦は、児童養護施設に暮らす小学生のひなたを週末だけ里親として預かることなった。天才的子役の才能を持つひなたをめぐり、瑞穂、大輔の三者三様の視点で、現代の新しい家族の在り方をコミカルに描く長編小説。
(朝日新聞出版HPより)
大輔・瑞穂の夫婦とひなたの関係が、ほのぼの。
施設で催されていた劇で主役を務めていた、ひなたの演技力に驚嘆して、週末里親に、ひなたを受け入れることに決めた大輔たち。
大輔が依頼人から頼まれた設定の通り、完璧な演技をするひなた。
病気の老人を見舞う孫娘を演じたり・・・・
そして、大輔の主宰する劇団の舞台にも立つようになる。
当初は、子どもの役者が欲しくて、ひなたを預かっていた大輔たちだったけれど、ひなた自身に愛情が沸いてくる。
瑞穂は、無性愛者という変わった設定で、大輔と夫婦ではあるけれど、夫婦という関係を築いていることで世間的に暮らしやすいからという割り切った考え方。
そこにひなたが入ることで、他人からみれば、子どもがいる家族。
ひなたには、母親が居るのだけど、育児放棄の末、施設で暮らすことになった為、母親に対しては嫌悪感しか抱いていない。
終盤、大輔の言った「・・・・俺と瑞穂とひなたは、3人のチ-ムなんです」という言葉はいい!
無理に家族になろうとしなくても、良い人間関係を築いているチームと思えば、ひなたも受け入れ易いでしょう。
10歳のひなたが、大輔夫婦と知り合い、今後も成長しながら、このチ-ムが継続していったら素敵だな。
シェークスピアを愛する大輔のせりふも面白かった♪
★★★
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