小さくて最高にリッチな、いくつもの愛のかたち
甘かったり、苦かったり、怖かったり。
最高の日本語の使い手が腕によりをかけた、
20余篇の恋愛がつまった宝石箱のような短篇集
(文藝春秋HPより)
21篇の短いお話ですが、どれも良い!
変わっていて面白かったのは
「電信柱さん」・・・電信柱が主人公の物語で、ちょっと童話のようですが、なかなかシュ-ルです。
人間の行動を見ながら思う事は、笑えたり、なるほど~とうなずいたり・・・。
そして、さくら草との会話は、なかなか高尚。
最後は、ちょっと哀しい。
それから・・・
「涙腺転換」・・・泣き虫だった彼は母親から男子たるもの決して涙を見せてはなりませんと言いつけられ、それを守って生きて来た。
そして、母親が亡くなると体が変化して、涙は尿として流れるようになる。
笑える話だけど、当事者となれば、これは困るな・・・・。
短編の所々で登場の「GIと遊んだ話」が良かった。
「一~五」まで出て来て、それぞれが違う場所で違う人たちでの話。
共通するのはGIと遊ぶ女性たちの話ですが、自由奔放なにGI相手に遊ぶ女の子の話のなかに戦争の話があったり。
最後の「GIと遊んだ話(五)」は、辛いことを乗り越えて一緒に生きることに決めた二人の話で
これがこのタイニ-スト-リ-ズの最後の話で良かった♪
いろいろな話で楽しい短編集でした!
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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