発行年月:2008年9月
6年前に別れた恋人・静佳にはある事情があった。彼女を一度は受け入れると決めたのに、突き放す形になってしまった過去。ユキヒロはその謝罪をしたいと思っているが、なかなか一歩を踏み出せないでいる。そんなユキヒロのところに、父親を雪山の事故で亡くした甥っ子の葎が預けられることに。葎との生活のなかで、少しずつ前へ進み始めたユキヒロは、静佳に手紙を書こうとするが―。死別よりつらい男女の別れとその6年後を描く期待の新鋭、初の書下ろし長編小説。
(発行/光文社)
舞台は熊本。
高校の時、仲の良かった男女4人。
ユキヒロ、静佳、鴇田ユミコ、エザミ。
23歳になったユキヒロは、静佳に再び連絡を取って会いにいきたいと言いたい。
けれど。。。。
迷うユキヒロの心の内と姉の息子・葎との暮らしぶり、鴇田とエザミとのことなど
たわいもない日常を描きながらも段々と気持ちが固まるユキヒロ。
この物語の先のことが気になる。
静佳は、ユキヒロと会ったんだろうか?
会ったとして、どんな会話をするんだろうか?
自分がヒロユキの立場だったら・・・・
あるいは、静佳だったら・・・
なんて考えてしまった。
文章は読みやすく、大したことは起きないのに、なんだか心に残る物語。
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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