発行年月:2020年6月
ある日、千春はバイト先の喫茶店で客が忘れていった一冊の本を手にする。それは誰からもまともに取り合ってもらえなかった彼女がはじめて読み通した本となった。十年後、書店員となった千春の前に現れたのは。人生は、ほんとうにちいさなことをきっかけに動きだす。たやすくない日々に宿る僥倖のような、まなざしあたたかな短篇集。
(新潮社HPより)
9つの短編集。
表題作は最初。
<サキの忘れ物>
サキは、詩人の【サキ】だった。
偶然、出会った人から受けたことがキッカケでその後の人生が変化していく
とても良いお話だったなぁ~。
物語の中に出てきた 文庫本の【サキ短編集】読んでみたくなった!
二番目の<王国>は、幼稚園児が主人公。
感性が豊かで、光を見つめているとラッパムシのデリラ(自分で名付けた)
が現れる。
けがをした膝の傷の様子を毎日、観察して、丸くて赤い湖のなかに
浮かんでいる三角形の島は、女王が治めている国。
最初のこの2つが好き!
ほかの作品もそれぞれ面白い。
<ペチュニアフォールを知る20の名所>
<喫茶店の周波数>
<Sさんの再訪>
<行列>
<河川敷のガゼル>
<真夜中をさまようゲームブック>
<隣のビル>
全部読んだあと、この表紙の絵を見ると、また楽しい気持ちになる。
短篇も面白いな。津村さん!
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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