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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年5月


「ベトナム人? お母さんが?」
 サラリーマンの夫と二人の子どもと暮らす真依子は、近所のスーパーの総菜売り場で働く主婦だ。職場でのいじめに腹を立てたり、思春期の息子・賢人に手を焼いたりしながらも、日々は慌ただしく過ぎていく。
 大学生の娘・奈月が、夏休みに友人と海外旅行へ行くと言い出した。真依子は戸惑った。子どもたちに伝えていないことがあった。真依子は幼いころ、両親や兄姉とともにボートピープルとして日本に来た、ファン・レ・マイという名前のベトナム人だった。
 真依子の母・春恵(スアン)は、ベトナム南部ニャチャンの比較的豊かな家庭に育ち、結婚をした。夫・義雄(フン)が南ベトナム側の将校だったため、戦後に体制の変わった国で生活することが難しくなったのだ。
 奈月は、偶然にも一族の故郷ベトナムへ向かう。戦争の残酷さや人々の哀しみ、いまだに残る戦争の跡に触れ、その国で暮らす遠い親戚に出会う。自分のルーツである国に深く関心を持つようになった奈月の変化が、真依子たち家族に与えたものとは――?

                    (小学館HPより)



自分の母親が実はベトナム人だと知った20歳の奈月。
友達とベトナム旅行を計画中に母から突然の話。

驚くだろうね。
ボートポープルだったということも衝撃的な事実!
よく無事に日本にたどり着いてくれた!!


ベトナム戦争って複雑だけど、この物語で少し頭のなかが整理された。
北と南でそれぞれ暮らす同じ民族なのに、外からの侵入者で波乱に巻き込まれた人々。

戦争ってホント、なんでやるの?


奈月のバイト友達、玲ちゃんの沖縄のおばあちゃんの話も印象的だった。
沖縄の人も、戦争で悲惨な体験してるけれど、ベトナムに対してこんな風に
思っているんだと思ったら、泣けてきた(/_;)

奈月は、良い子。
教師になるのが夢だというけど、いろんな体験して、子どもたちにも多くのことを
教えてあげられる教師になれると思う。

奈月の弟・賢人も今は反抗期真っ盛りだけど、実はいい子なんじゃないかな?

今度は二人でベトナムの親戚に会いに行けるといいな。


                        ★★★★★
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