進学のため上京した鳥貝は、大学で出会った学生に、ある男子寮を紹介される。二階建ての洋館に住まう“おとな”な男たちに鳥貝は翻弄されるばかり・・・。生意気で才気溢れる青年たちと素直で愛らしい少年。
長野まゆみワ-ルド全開。
(筑摩書房HPより)
楽しかった♪
こういう話、大好き!
東京の大学に進学が決まった鳥貝。誕生日が3月なので、まだ17歳。
まだ住む所が決まらず、大学の下見を兼ねて斡旋している物件はないものか?と思っていると一人の男子学生が「学友クラブを訪ねたらいい」とアドバイス。
そのアドバイスに従い、訪ねると、男子寮が空いてたはず。家賃は1万で・・・・・と願ってもない好条件!しかし、寮長の面接があると言う。その前に先ずは実際、見てみなくてはと寮を訪ねそこで出会う寮の面々。
実は最初に声を掛けてきた学生も、学友クラブと称して鳥貝に男子寮を説明した学生も、寮のメンバ-だった。
登場する名前がみんな珍しい。
安羅(ヤスラ?)、白熊(ハグマ)、多飛本(とびもと)、時屋。
百合子・・・女性?と思ったら、これは苗字で男性だったし・・・^^;
寮を訪ねる鳥貝と寮のメンバ-とのやり取りが愉快。
純情な少年・鳥貝は皆の餌食か?なんてちょっと心配(多少、期待・・・笑)。
いろいろな「?」の部分が話が終盤に差し掛かると、次々、解けてゆく。
最初の「エピロ-グ」の部分の謎も解決。
なかなか美しいお話でした。
「白いひつじ」 「アプリコットパイ」・・・物語の謎のキ-ワ-ドたち。
この表紙がまた美しい。
最初、ひつじ雲の写真?と思ったけど、本の最後に
装画 ヴィルヘルム・ハンマ-スホイ 「ライアの風景」とありました。
これは絵画なんですね~。
いいな。この表紙。
長野作品は、大抵どれも好きだけど、これはもしかして、わたしの中では一番かも!
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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