発行年月:2019年5月
フィルムは消失、主演女優は失踪、そして原作の行方は……。
成瀬巳喜男幻の映画を周る探偵行。
連続ノンフィクション活劇、今宵開幕!
(平凡社HPより)
これはほぼフィッションですね。
吉田さんが物語のなかで幻の映画『チョコレート・ガール』を求めてあちらこちらを
彷徨い得る情報の数々を記したもの?
1932年(昭和7年)の映画。
監督は成瀬巳喜男。主演は水久保澄子。
明治製菓とのタイアップ。
キャンディーストアの売り子の恋模様などを描いたもの。
昔、買ったコレクションのひとつ、映画のパンフレットがある日、目の前に。
買ったのは覚えているけれど『チョコレート・ガール』という字面には全く
覚えがない。
でも、なんだか今は気になる。
色々な情報を求めて奮闘する著者。
しかし、フィルムは不明。
それならばと主演女優の水久保澄子について調べる。
40本近い映画に出演したが、私生活は波乱万丈で、映画『緑の地平線』を
撮影中に失踪し、自殺未遂。
そして本人の手記を見つける。
フイリピン人と知り合い、妊娠。夫は医学生として日本で勉強していたが
彼の帰国に合せ、自分も付いて行くと、明家の子息と思いきや、とんでもない
質素な家で医師の資格試験に落第し、出産した澄子には何の手助けもせず
澄子は絶望し日本へ戻ったらしい。
全然、知らない女優さんだけど、何だかすごく興味が沸いてきて
吉田さんと一緒に探険探険を楽しんでいた。
わからないまま終わることもあっていいんじゃないかな?と思える話。
ほぼフィクションなのに、なんだか不思議な物語。
★★★
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