発行年月:2007年7月
一組の男女が迎えた最後の夜。
明らかにされなければならない、ある男の死。そ
れはすべて、あの旅から始まった――。
運命と記憶、愛と葛藤が絡み合う、恩田陸の新たな世界
(発行:中央公論新社)
奇妙なミステリー。
高橋千浩と藤本千秋。
2人は双生児。アパートの部屋で二人の語りが始まる。
3歳までは一緒に暮らし、その後、千秋は他所に貰われて行き別々に
過ごしたけれど、大学進学後、同じ大学でサークルも一緒だったことで再会。
2人は、一緒に山登りをする。登山ガイドの父親と共に・・・
しかし、父親はその最中、転落死してしまう。
お互いを犯人だと疑っていたと告白し合い、二人とも明確な殺意はなかっと
言いながら、転落死の原因を作ったかもしれないと。
話しながら色々な憶測を交換し、会話から疑問が生じ、新たな真実が判明。
えええ?2人は、いとこ同士だった???
結局、父親の死の真相は分からず仕舞いなのだけど、二人の心理描写が
巧みに表現されて読んでいて飽きない。
結構、前の作品なのに、やはり恩田作品は面白いなと思った。
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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