あさのあつこが初めて試みたエッセイと小説が融合する短篇集。平凡な日常の出来事がつむぎだすファンタジックで不思議な6つの物語。
(東京書籍HPより)
6つのお話に入る前に、あさのさんの日常のひとこまが語られて、なかなか愉快。
岡山県出身で、現在も家族とその地に暮らしている様子で、岡山弁(なのかな?)の日常会話がすごく、ほんわかした雰囲気でいいなぁ~なんて思いました。
ご主人との会話。友達との会話。
今まで、あさのさん自身のことって、殆ど知らなかったけど、会話の中に、ユ-モアに富んだ、なかなかお茶目な性格が発見できたかんじで、楽しかった(^^)
エッセイが綴られたあと、それぞれの6つの物語に入っていくのですが、その切り替えの言葉も毎回、少しずつ違って・・・・
例えば「現実とはこういうものです。が、しかし、物語となると」なんて具合。
6つのお話は、ちょっと物悲しいもの。心がほっこりするもの。SFっぽい不思議なもの。
といろいろ。
一番、気に入ったのは4番めのお話「森くん」。
最所のエッセイの部分もなかなか楽しい。
ご主人とあさのさんが庭に居たカエルについて会話するもの。
そして、物語の「森くん」では、転校してきた森くんと翔のはなし。
最後はビックリの結末でした。ちょっと今まで読んだ、あさのさんの作品にはない雰囲気で意外だったけど、面白かったな~。
次の「どっちだ?」もSFっぽい不思議な話で、好き。
エッセイと物語。
両方、楽しめてファンには凄く嬉しい1冊でした!
またこういうエッセイと小説の融合、第二弾、出ないかな?
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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