物語の魔術師贈る熟成のサスペンス!
顔のない男、映画の謎、昔語りの秘密------ひとくせもふたくせもある人物が集まった嵐の山荘に死の影が忍び寄る・・・・・。
警告!訪問者には気を付けろ
(祥伝社HPより)
山中にひっそりたたずむ古い洋館。
嵐の夜。
洋館に集う、高齢者たち。
長男・千蔵 、次男・千次 、三男・千衛、末っ子・千恵子とその夫・宮脇協一郎
そして、家政婦・更科
訳アリで預かっている愛華ちゃん
このメンバ-が集う館に、訪問者が来る。
物語の最初には、雑誌記者を名乗る井上とカメラマンの長田。
亡くなった映画監督・峠昌彦の追悼記事のための取材ということで、監督の幼い頃からを知るメンバ-に話を聞くのが目的と。
取材をしながら、一時は監督の育ての親であった、実業家・朝霞千沙子の事故死(湖での溺死)などにも話は及び、一族の周りにある不可解な次々と出来事が浮かび上がってくる。
館に数日前、届いた「訪問者には気を付けろ!」の警告文とも取れる物は誰が何のために出したのか?
そして「訪問者」とは誰を指すのか?
読みながら、訪問者がある度に、何が起きる!?と身構えてしまいました。
そして、起きる不可解な事件。
解決しないままの謎がどんどん増えていき、不安もどんどん増して行く。
こんな過程を楽しみながら・・・どう決着つけるの?恩田さん!?と思いながら読みました^^;
話のオチは、最後の訪問者が現れたときから、急展開。
意外といえば、意外だし、言われてみれば、なるほどとも思う。
読んでいる間の不安なかんじが一気に消失したのは、さすがの上手さかな?
でも、もうちょいホントのところ「えぇ~!?」という衝撃的事実が判明して欲しかったような・・・・
まあ、でも過程を楽しめたので、よかったか?
★★★
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(04/18)
(04/16)
(04/10)
(04/07)
(04/03)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア