発行年月:2015年8月
どうしたら、もっとふつうに彼を愛せるの? 誰かわたしを止めて、お願い――。

美容師として念願の自分の店をもち、専業主夫の夫に支えられ、しあわせな結婚生活を送っていたはずなのに。気づくと愛する夫を傷つけている舞。ある晩、夫を殴打し部屋を飛び出した舞は、帰らぬ彼をひとり待ち続けている希子と出会う。白いマンションのなかで渦巻く孤独、次第にもつれる男女の愛と渇き。息をもつかせぬ渾身長篇。
(新潮社HPより)
舞と希子二人の女性の物語。
舞は、元美容師の三隅孝(ミスミ)と暮らしている。
ミスミは体調を崩し家で家事をこなし、舞は自身が経営する美容室で忙しく働く。
舞は、時々、ミスミに対して激しい暴力をふるってしまう。
ミスミは全く抵抗せず、耐えている。
希子は、旅行会社勤務の独身。
恋人の遠藤道郎が来るのを待つ日々。
道郎は、テレビの番組制作会社勤務で、出張が多く数週間帰らない日もある。
実は、ミスミと希子は5年前からの知り合いで、希子が住むマンションが快適だと
教えたことで、同じマンションに引っ越してきた。
そして、希子は舞の美容室の客となり、二人は自然と親しくなる。
舞も希子もそれぞれのパートナーとの関係に悩んでいる。
お互いのそんな気持ちを付き合いのなかで知り、良き理解者となる。
同じような悩みを共有したことで、自分たちの置かれた環境を
変えてみる必要性に気づいたのかな?
繭というタイトルの意味が、読み終えたら理解出来た。
二人とも新たな幸せを掴めるといいなと思う。
なかなか衝撃的な描写もあり、こういう男女もいるものか?と
理解し難い部分もあったけど、結構、面白く読んだ。
★★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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