発行年月:2005年7月
ときに愚かしくも愛しい“人間”を描く、胸に迫る長編
地方の未来を真面目にわらう!!
過疎の町を再生しようと悪戦苦闘する元若者たちが仕掛けた策とは……?
UFOで町おこし!?
「俺のところの民宿は、つぶれる。うちに田畑はない。あるのは今更だれも見向きもしないテニスコートだけだ。客は来る。公共工事の作業員だ。下請けの下請け、そのまた下請けの建設会社が、宿泊費を叩きに叩く。お袋は去年からこの先の工業団地にパートに出てる。それで過労から腎炎を起こして倒れた。倒れるほど働いたところで、食っていけない。俺はまたここを出ていって、東京で職を探すだろう。しかし学部卒の技術屋に職はない。ビル清掃か、キャバレーの呼び込みか、仕事があれば御の字だ。残ったおふくろは、民宿村と心中する……」(中略)「売るか、日本の四次元地帯で」孝一が手の中のショットグラスをカウンターに静かに置いた。「格好つけちゃいられねえってことだ」――<本文より>
(講談社HPより)
先ず・・・・ロズウェルって、何だっけ?と思ったので
調べてみました。
「ロズウェル事件」とは、1947年に米ニューメキシコ州ロズウェル近郊に墜落したUFOから米軍がエイリアンの遺体を回収したと大々的に報じられたものの、政府や軍が詳しい情報を開示しないために謎だらけとされ、UFOファンのイマジネーションと夢を強く掻き立ててきた。
ああ、そんな話、聞いたことあるなぁ~。
子どもだったので「え?凄い!!」と思ったけれど・・・
今考えると、本当だったのかねつ造だったのか???
そして、この物語は過疎化の町に再び人が沢山、訪れる活気ある町にしようと
奔走する30~40代(?)男性たちの物語。
集客の目玉は、UFO。
町全体を四次元スポットとして売り出す作戦。
やってる事は、子どもっぽいけれど、町を活性化したいという熱い思いはなかなか
いい。
やってる本人たちは楽しそう。
でも、段々、ほぼつくりものの世界になってきて、それが問題にもなるんだけれど、
開き直って、面白がる。
そしたら、それを承知でも人が集まり始め・・・という話。
結構、話が長いので、面白いけど、途中でやや飽きました^^;
もう少し短くしてもいいんじゃないか?と思ったけれど、
篠田さんって結構、重い話を書かれるので、こういう作品も書いていたんだ~
と驚きだった。
★★★
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