発行年月:2004年2月
文學界新人賞受賞・芥川賞候補、大型新人の第一作品集 う
つ病のヤクザに痴漢の 友だち、シンドい事情を抱えた奇妙な人々のメゲない
、挫けない、すねない生き様を描い た鮮烈なデビュー作.
(文藝春秋HPより)
絲山さんの作品は幾つか読んで、結構好きな作家さんです。
これは、デビュー作だとか。
最初から個性的な作品だったんだなぁ~と感心^m^
表題作ともう1つ「第七障害」
「イッツ・オンリー・トーク」は、元新聞社の社会部で報道に関わっていたが、
親友の事故死を報道後、トラウマで精神を病んでしまい
今は画家に転身の女性が主人公。
「第七障害」は、競馬の騎手であったが、事故で、愛馬を死なせてしまった罪悪感から
逃れられない女性が主人公。
2人の主人公に共通しているのが、結構、重たいものを抱えてしまって
いるけれど友達が多いことに救われているかなぁ~?
特に変わった友達が多いのは「イッツ・・・・」の方だけど
ある意味、羨ましいかも。
自分のことを理解してくれている人が多い。
痴漢の友達は、もうふつうに恋人と思っていいんじゃないか?と思ってしまったけど
恋愛感情はなしなのか?
「第七障害」の女性は元カレの妹と気が合って、ルームシェアをする。
この妹もサバサバしていて愉快な人だったなぁ~。
絲山さんの物語に出てくる人たちってすごく個性的。
自分の周りには居ないタイプばかり。
最初から最後まで楽しませて貰えた(^^)
★★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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