発行年月:2014年11月
生まれ変わっても、もう一度あなたと 同僚に誘われ、
初めてライブに参加したその日 から「伶也」が彼女の全てだった。
人気バンドのボーカルを愛し、支え続けた女性の半生 。
(文藝春秋HPより)
物語の最初はショッキング。
アパートの一室で男女が遺体で見つかったという新聞記事(?)。
黒沢伶也64歳・・・元人気ロックバンドのボーカル
龍羽直子70歳・・・彼を支え続けた女性。
そして物語は、二人が出会った40年前に遡って始まる。
大学院卒で理系女子の直子は、大学院卒業後、大手電気メーカーの研究室に勤務していたが
31歳で転職。
新しい職場で知り合った同僚の由佳に誘われて、今まで何の興味もなかった
ロックバンドのライブに参加し、ボーカルの伶也に魅入ってしまう。
その後、兄の伝手で彼らが利用する店の会員になり伶也と個人的に親しくなり
マネージャーの女性にも信頼を得て事務所に出入り出来る人物となる。
このあたりまでは、憧れの人に段々近づいていくので、読みながら応援しワクワク感も
ありました。
が・・・いつまでも売れ続けるものでもなく
伶也の人間的弱さもあってか、女性問題、覚せい剤使用、アルコール依存と
多くの問題を起こす。
恋人でもなく、ただの一ファンというだけで、何の関係もないような直子ですが
ただ一生懸命支えて尽くす姿は、読んでいて辛くなってきました。
伶也にそこまで尽くす理由が正直、理解出来ないのです。
が・・・直子にとっては、誰にも代えがたい存在だったんでしょうね。
直子の気持ちには、全く共感は出来ませんでしたが
直子はこれで幸せだったんだと思う事で、なんとなく納得するしかないな^^;
★★★
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(04/18)
(04/16)
(04/10)
(04/07)
(04/03)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア