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読んだ本の感想あれこれ。
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1f743e15.jpg   発行年月:2009年6月


  男の子に美少女が落ちてくるなら
  女の子にもイケメンが落ちて何が悪い!
  ある日道端に落ちていた好みの男子。
  「樹木の樹って書いてイツキと読むんだ」。
  野に育つ草花に託して語られる、最新にして最強の恋愛小説!


                                                                 (角川書店HPより)

なんだか久しぶりのラブコメで、読む前からワクワク。

樹(イツキ)とさやかのラブスト-リ-。
二人の出会いは、道端に倒れていた樹に出会い、突然「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?」と言われ、拾っちゃう!
あり得ない出会いだけど、そんなことはいいのです!
有川さんのラブコメならば、ありでしょう!!(笑)
ブ男じゃこうはいかないと思うけど・・・・

二人の共同生活・・・ま、最初は初対面ということで、ギコチナサがありますが、段々、お互いに惹かれていく過程がなんともホンワカ。

樹は、草花に詳しく、二人で野草摘みに。

実際、名前を聞いただけでは「?」の草花も植物図鑑ということで、写真が載ってます。
これはホントにいいわ~。
そして、お料理の方法も載っていて、ちょっと試してみたくなる!
探すの面倒だから簡単に試せないけど・・

ノビルのパスタが一番食べてみたい!
ユキノシタの天ぷら・・・苦いらしいけど、ちょっとこれも食してみたい。

野草じゃないと思うけど。。。。ピ-マンの胡麻和えは、すぐ試せそう!これは美味しいでしょう!

倒れたいた樹って、ホントは何者?とずっと疑問でしたが、最後の方で明かされます。
途中、突然の別れもあって、え~そんなぁ~!!(/_;)と思ったら・・・・・・

いや~いいわ~ベタ甘な話なのに、有川さんが書くとどうしてこう感動するのかなぁ?

サイドスト-リ-っぽい後ろのカ-テンコ-ル2つも良かった!

あ~たのしかった(^^)

★★★★

                       
 
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f8bdcb3f.jpg発行年月:2009年8月


武 誠治25歳。そこそこの大学を卒業し、そこそこの会社に就職したが、3ヶ月で自主退職し、再就職先が見つからずフリ-タ-生活に。

両親と三人で暮らしているが、父は家族を顧みず、母はうつ病に。
嫁いだ姉に叱咤され、このままじゃいけないと一念発起し、就職活動の傍ら、母親の看病、日給の高い重労働のバイトに励む



表題から、お気楽なフリ-タ-が頑張って働いて成功し、家を買うまでサクセススト-リ?なんて勝手に想像していました^^;

そしたら・・・・結構、シビアな状況で・・・。
折角、就職できた会社の研修で違和感を感じ、たった3ヶ月で自分から辞表を出しちゃう主人公・誠治。
その後の就職先も決まらず、コンビニでバイトをするが、そこでも、ちょっと注意されただけで腹を立てて一方的に辞めてしまう。
「なんだ!?この男は!?(怒)」とすごい嫌悪感を抱きました。

名古屋の病院経営の長男の元に嫁いだ姉が実家に来て、弟の誠治を罵倒したときはスカッ!としました~(^^)
自分中心の父親にも同じくガツン!と意見して、格好いいなぁ~。

母親はすごく優しい人なんでしょうね。
周りに気を遣い過ぎて、精神に異常を来たしてしまったんでしょう。
近所の人たちも残酷だったし・・・・。

そういう母親の辛い状況を嫁いだ姉から初めて聞かされて、誠治が変わる。

先ずは目標を2つたてて・・・
就職先を見つけることと取りあえず100万円貯めること 

肉体労働のキツイバイトも一生権命続けて、人が変わったかんじ。
自分の今までの甘い考え方もちゃんと反省。

バイト先の、おじさん達との会話がよかったなぁ~。
有川さんの「三匹のおっさん」に出てきたおじさん達同様、温かい言葉がいっぱいで・・・。
人生経験を積んでいる人の話だからこそ、説得力あるし。
説教じみてなく言い方も温かい。

父親への接し方もおじさん達との会話から学んだ事を思い出しながら、変えてみたり・・・・

誠治の方から接し方を変えると、父親・誠一の接し方も自然に変わる。
そんな二人の関係が、母親にも良い影響を与える。

そして、最後は、二つの目標をクリアしちゃう。

運が良かったんだと言えばそれまでだけど、そんなに都合良過ぎるというわけでもなく・・・
素直に誠治の成長を褒めてあげたい!
偉いぞ~!!これからも頑張って!!


最後の最後にちょっとこれは発展していくのかな~?という恋の予感もあって、
この辺りは有川さんらしい終わり方で、すき♪

★★★★


f12a076f.jpg   発行年月2009年3月


ノリさん・・・有村則夫:工場経営者で機械いじりが得意な頭脳派
キヨさん・・・清田清一:剣道道場師範代の経歴を持つが今は道場をたたみゲ-センに再就職している
シゲさん・・・立花重雄:柔道家でいつもジャ-ジ姿。「酔いどれ鯨」の元店主。今は息子夫婦に店を任せ妻と裏方に徹している。

  子どもの頃は「3匹の悪ガキ」と町内の大人たちに悪名を馳せていた3人。
  だが、今は町内の自警に努める「3匹のおっさん」




有川さんの新刊、いつも待ち遠しいです。
今回の主役は還暦を迎えるおじさんたち3人。

普通は物語の主役には、ならない年代の3人のおじさんたちが、ここでは立派な主役!
個性豊かな3人が集まり、町内のちょっとした問題を解決していく過程が楽しい!

それぞれの家族の関係も出てきて、同居している息子夫婦との軋轢やら、奥さんの浮気(?)問題やら、話題豊富。

そんななか、キヨさんの孫の裕希とノリさんの遅くに出来た娘・早苗の爽やかな恋の行方が実に微笑ましくてよかった!
爽やかな恋バナは有川さん、お得意ですね(^^)

高校生の裕希は、思ったことをズバリ言ったり、言葉遣いもやや乱暴なのですが、大人たちの行動やホンネをよ~く見ていて、いう事が全部、正論!
もしかしたら両親よりもずっと精神年齢は大人かも。
祖父の清一にも物怖じせず、ズケズケ言うけれど、本音の部分ではとても優しく思いやりもあり、服装のアドバイスなんかもしたりして。。。
普段は頑固な祖父も孫のアドバイスに少しずつ耳を傾けて、見た目から若返っていく。
そんな二人の関係も微笑ましかった。
そして、三匹のおっさんたちが立ち向かう問題にも、協力したりしていて、良い子だなぁ~裕希くん!


この表紙の絵と本の中にある挿絵の雰囲気が、物語の人物の雰囲気そのものなのも面白いなぁ~なんて思いました。
そしたら著者あとがきに、「この人しかいない!」と漫画家の「須藤真澄」さんにお願いして描いてもらったのだとか。

有川さんが最後に
毎回、本を作る度に「楽しいなぁ」と思います。今回も漏れなく「楽しいなぁ」と思いました。
後は読んでくださる方がそう思ってくださったら、これ以上幸せなことはありません。

と書かれていました。

はい!今回も楽しいなぁ~とずっと思って読み続けました!

また、ステキな作品、待ってます!!

★★★★★
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