発行年月:2022年6月
その男の絵は、怖くて、美しくて、すべてを暴く。
大きな料理屋「しの田」のひとり娘である真阿。
十二のときに胸を病んでいると言われ、それからは部屋にこもり、
絵草紙や赤本を読む毎日だ。
あるとき「しの田」の二階に、有名な絵師の火狂が居候をすることになる。
「怖がらせるのが仕事」と言う彼は、怖い絵を描くだけではなく、
普通の人には見えないものが見えているようだ。絵の犬に取り憑かれた男、
“帰りたい”という女の声に悩む旅人、
誰にも言えない本心を絵に込めて死んだ姫君……。
幽霊たちとの出会いが、生きる実感のなかった真阿を変えていく。
(角川書店HPより)
幽霊絵師の話というけれど、怖くはなかった。
どちらかというと哀しい、切ない話が多かった。
以前は揚屋だったという大きな料理屋「しの田」の娘・真阿(14歳)と
そこの二階に居候の身として入ってくる絵師の興四郎(火狂)。
真阿と興四郎は、最初から何となく意気投合する。
ふたりは似ている。
境遇も、この世でない人のこえ(願い)を理解する力。
以前、興四郎が描いたであろう絵を持って、色々な人が訪ねてくる。
その絵を持つようになって、よくないことばかり起きるから手元に置きたくないと
やってくる者。
夢のなかに絵の女が出て来て「かえりたい」と言うという者。
弟子にしてほしいという者。
それぞれが、興四郎の元にきて、その人たちに起きている真実を突き止めていく。
真阿は、その絵のなかの人が思っていることを夢でみる。
興四郎と真阿・・・いいコンビだ。
真阿は、本当の両親を殺されている。
本当の父親は女形の役者・中村卯之助。
素行の悪い弟子を破門にしたら、その腹いせに両親と兄は殺された。
真阿は母がとっさに蔵に隠して死なずに済んだ。
今の母親は、真阿の母の妹・希与。父親は善太郎。
二人は真阿を本当の娘のようにかわいがってくれている。
興四郎の両親はふたりとも絵師。
母の方が上手く、その娘(興四郎の姉)も同様。
父は、二人の才能に嫉妬し、姉を廊に売り、その置屋の暮らしが劣悪で
姉は命を落とす。
興四郎は、姉の筆を大事に持っていた。
姉が贔屓にしていた役者が真阿の父・中村卯之助だった。
この短編連作集、面白かった。
幽霊絵師・火狂の話、また書いて欲しいな~。
★★★★
十二のときに胸を病んでいると言われ、それからは部屋にこもり、
絵草紙や赤本を読む毎日だ。
あるとき「しの田」の二階に、有名な絵師の火狂が居候をすることになる。
「怖がらせるのが仕事」と言う彼は、怖い絵を描くだけではなく、
普通の人には見えないものが見えているようだ。絵の犬に取り憑かれた男、
“帰りたい”という女の声に悩む旅人、
誰にも言えない本心を絵に込めて死んだ姫君……。
幽霊たちとの出会いが、生きる実感のなかった真阿を変えていく。
(角川書店HPより)
幽霊絵師の話というけれど、怖くはなかった。
どちらかというと哀しい、切ない話が多かった。
以前は揚屋だったという大きな料理屋「しの田」の娘・真阿(14歳)と
そこの二階に居候の身として入ってくる絵師の興四郎(火狂)。
真阿と興四郎は、最初から何となく意気投合する。
ふたりは似ている。
境遇も、この世でない人のこえ(願い)を理解する力。
以前、興四郎が描いたであろう絵を持って、色々な人が訪ねてくる。
その絵を持つようになって、よくないことばかり起きるから手元に置きたくないと
やってくる者。
夢のなかに絵の女が出て来て「かえりたい」と言うという者。
弟子にしてほしいという者。
それぞれが、興四郎の元にきて、その人たちに起きている真実を突き止めていく。
真阿は、その絵のなかの人が思っていることを夢でみる。
興四郎と真阿・・・いいコンビだ。
真阿は、本当の両親を殺されている。
本当の父親は女形の役者・中村卯之助。
素行の悪い弟子を破門にしたら、その腹いせに両親と兄は殺された。
真阿は母がとっさに蔵に隠して死なずに済んだ。
今の母親は、真阿の母の妹・希与。父親は善太郎。
二人は真阿を本当の娘のようにかわいがってくれている。
興四郎の両親はふたりとも絵師。
母の方が上手く、その娘(興四郎の姉)も同様。
父は、二人の才能に嫉妬し、姉を廊に売り、その置屋の暮らしが劣悪で
姉は命を落とす。
興四郎は、姉の筆を大事に持っていた。
姉が贔屓にしていた役者が真阿の父・中村卯之助だった。
この短編連作集、面白かった。
幽霊絵師・火狂の話、また書いて欲しいな~。
★★★★
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発行年月:2023年7月
失ったものと手に入らなかったものについて、お話しします。
クラスメイトの稚拙な行動の理由。
パリに降り立った彼女の秘めた思い。
忘れ得ぬ在りし日の祖母の姿。
他人のものばかり欲しがるあの子。
いるはずのない住人の気配。
甘やかに秘密を分かち合う二人の女。
宿命的な死に蝕まれた村。
妻と別れた男に訪れた非日常。
言い訳はいらない。もう、とりつくろえない。
隠された真実に気づかせてくれる珠玉の作品集。
(光文社HPより)
ちょっと毒を孕んだ短編集で、後味はよくないけれど物語として楽しめた。
<降霊会>
学園祭で幼馴染が企画したペットの霊を呼び寄せるという出し物「降霊会」。
ぼくの妹が死んだのはぼくのせいだという。
自分の喘息の薬が危険なものじゃないかと両親に訴えたけれど
聞き入れて貰えず、強制的に飲ませれ続ける日々。
半分の量を妹に「足が速くなる薬」だと言って飲ませた。
妹は自死。
そのきっかけは幼馴染が本当のことを妹に告げたせい?
最初のこの話を読んで・・・ああ、こういう類の短編集?と予測。
大抵の話は後味が悪かった(^^ゞ
でも、それでも楽しめたのは、文章が上手いからかな?
表題作<ホテル・カイザリン>は、
ホテル・カイザリンに放火の罪で取り調べを受けている鶴子のはなし。
夫が出張する第二週の火曜日は、ホテル・カイザリンに一人で宿泊することが
楽しみ。
そして、知り合った愁子。
夫が亡くなり、残った遺産で悠々自適に生活している彼女と
度々、ホテルで一緒に過ごすようになる。
が・・・夫の経営するレストランでO157に感染されたハンバーグを
食べた100人以上が食中毒になりうち重症の人も。
夫は事態が落ち着くまで海外に逃げようと提案する。
ホテルに放火したのは、鶴子の身勝手。
でも、怖かったのは愁子自身も夫を殺害していたということ。
後味が悪い話のなかで唯一、よかったのは<迷宮の松露>
日本から離れた遠くに行きたいと強引に留学をきめた、わたし(27歳)。
選んだ国はモロッコ。
カフェで食べたデーツの中に何かが詰まったお菓子を食べて
祖母との思い出のお菓子「松露」を思い出す。
松露・・・頭になんとなく浮かぶ。
あまり食べたことはないけれど、スーパーでもたぶん、売っている
餡子玉みたいな周りに白い砂糖が付いている和菓子。
そんな松露の名前の由来が興味深かった。
クロマツ林に発生する松露は、マッシュルームみたいな丸い形のキノコ
らしい。
へ~キノコだったのかぁ~。
トリュフのことを西洋ショウロと呼ぶらしい。
いろいろなウンチクが面白いお話だった。
★★★
(光文社HPより)
ちょっと毒を孕んだ短編集で、後味はよくないけれど物語として楽しめた。
<降霊会>
学園祭で幼馴染が企画したペットの霊を呼び寄せるという出し物「降霊会」。
ぼくの妹が死んだのはぼくのせいだという。
自分の喘息の薬が危険なものじゃないかと両親に訴えたけれど
聞き入れて貰えず、強制的に飲ませれ続ける日々。
半分の量を妹に「足が速くなる薬」だと言って飲ませた。
妹は自死。
そのきっかけは幼馴染が本当のことを妹に告げたせい?
最初のこの話を読んで・・・ああ、こういう類の短編集?と予測。
大抵の話は後味が悪かった(^^ゞ
でも、それでも楽しめたのは、文章が上手いからかな?
表題作<ホテル・カイザリン>は、
ホテル・カイザリンに放火の罪で取り調べを受けている鶴子のはなし。
夫が出張する第二週の火曜日は、ホテル・カイザリンに一人で宿泊することが
楽しみ。
そして、知り合った愁子。
夫が亡くなり、残った遺産で悠々自適に生活している彼女と
度々、ホテルで一緒に過ごすようになる。
が・・・夫の経営するレストランでO157に感染されたハンバーグを
食べた100人以上が食中毒になりうち重症の人も。
夫は事態が落ち着くまで海外に逃げようと提案する。
ホテルに放火したのは、鶴子の身勝手。
でも、怖かったのは愁子自身も夫を殺害していたということ。
後味が悪い話のなかで唯一、よかったのは<迷宮の松露>
日本から離れた遠くに行きたいと強引に留学をきめた、わたし(27歳)。
選んだ国はモロッコ。
カフェで食べたデーツの中に何かが詰まったお菓子を食べて
祖母との思い出のお菓子「松露」を思い出す。
松露・・・頭になんとなく浮かぶ。
あまり食べたことはないけれど、スーパーでもたぶん、売っている
餡子玉みたいな周りに白い砂糖が付いている和菓子。
そんな松露の名前の由来が興味深かった。
クロマツ林に発生する松露は、マッシュルームみたいな丸い形のキノコ
らしい。
へ~キノコだったのかぁ~。
トリュフのことを西洋ショウロと呼ぶらしい。
いろいろなウンチクが面白いお話だった。
★★★
発行年月:2025年11月
この旅は、わたしたちへのご褒美なのだ
それはわたしの人生に、ひさしぶりに点った、遠い目標だった。
壁も屋根も、街全体が真っ青でまるで夢の中に迷い込んでしまったような、
モロッコのシャフシャウエン。
二十七歳の岬はここに「自分を少し捨てに」やってきた。
グラスにあふれんばかりの生のミントと熱くて甘い緑茶を注いだミントティーや、
帽子のような鍋に入ったレモンとチキンのタジン。
初めての景色と料理に出会った岬に、予想外の事態が起こり……。
(「ジブラルタルで会えたら」)
長年の介護が突然終わった佳奈は、アイスランドを訪れた。
胸を突かれるように美しい氷河湖や、
屋台で買って頬張る熱々の“全部のっけ”のホットドッグ。
輝かしい未来なんて想像もできなかった佳奈だけれど、
胸にある思いが湧きあがる……。(「オーロラが見られなくても」)
(角川書店HPより)
色々な思いを抱えて一人、異国を旅する人たちの短編集。
あまり知らない国の景色や料理に興味がわく。
<遠くの縁側>
仕事で訪れたオランダで、パスポートと財布が入ったバッグを紛失し
一人、帰国のための手続きやらで帰国が延期した橋本乙葉。
こんな状況、パニックになるわ~(◎_◎;)
それでも、なんとか手続きを終えて、一人で旅を楽しむことが出来たのは
かえって良かったのかも。
憧れていた先輩が急に仕事を辞めたのがショックで理解できなかったけれど
先輩の気持ちも少しは理解できたかんじ?
オランダのコロッケの自販機は、興味あり。
人が横で作ってくれているけれど、お金を入れて買うというのも気楽。
美味しそうだったなぁ~
<パンケーキとイクラ>
フリーカメラマンの翔太(34歳)。
恋人に2か月前にふられて、今もそのショックを引きづっている。
リトアニアに来て、昼食で入ったカフェでパンケーキを注文。
横に添えられていたのはイクラ。
ラトビアで日本語教師として働く妹と再会し、色々な話をしているうちに
もう一度、恋人と会って話をしたいと思う翔太。
この後、復縁したのかな?
妹の助言はナイス!
しかし、パンケーキにイクラ・・・食べたくはないな・・・(^^ゞ
<ジブラルタルで会えたら>
憧れのモロッコに一人旅の岬(27歳)。
小学校以来の親友が結婚し、彼女は新婚旅行で地中海を巡っている頃。
自分には彼女が1番だったのに・・・と寂しい気持ちが募る。
旅の途中で参加したツアーで日本人の女性と出会い、少しの間、一緒の時間を
楽しみ、連絡先も交換。
タジン鍋の料理、美味しそう。生のミントの葉を沢山使ったミントティも
いいな。
<オーロラが見られなくても>
ずっと家族の介護をしてきた佳奈(40代)。
母を中学の頃に亡くし、家事をやってきて大学入学したときに
祖母が認知症になり介護のために大学を辞め、父が交通事故で車いす生活。
祖母は施設に入所させる。その後、祖母が亡くなり父はコロナ罹患後
、肺炎に罹り亡くなる。
やっと自分のために生きられることになった佳奈。
それにしても兄の能天気さが腹立つ。
パンが凄く美味しいんだとか。
旅で出会ったミュージカル俳優の千尋と一緒に食べるハンバーガーが凄く
美味しそうだった。
オーロラが見られなくても、何か大切なものに出会えたんだと思う。
<マイナス12度のアイスキャンデー>
同僚だった郭(グォ)さんが会社を辞めて故郷の国に帰る時
是非、遊びにきてと言われたのでハルビンを訪ねる真衣(33歳)。
冬はマイナス30度になることもあるけれど、冬のハルビンはとても美しいと
聞いていたので2月に訪れる。
その国の友達が案内してくれる旅はいいなぁ~
ハルビンって、ロシア文化の国なんだ。
建物も街並みもすごく美しいらしい。
思わずネットで検索しながら読んだ。
確かに・・・すごいお城とかも綺麗でおとぎの国みたい。
マイナス15度なのに寒さをそれほど感じないとか。
寒さのなかでもアイスキャンデーを普通にみんな食べているとか。
ちょっと信じられないけれど、すごく興味深い。
5つのお話のなかで、ハルビンが一番、興味深かった。
知らない国を巡るお話は楽しい。
★★★
モロッコのシャフシャウエン。
二十七歳の岬はここに「自分を少し捨てに」やってきた。
グラスにあふれんばかりの生のミントと熱くて甘い緑茶を注いだミントティーや、
帽子のような鍋に入ったレモンとチキンのタジン。
初めての景色と料理に出会った岬に、予想外の事態が起こり……。
(「ジブラルタルで会えたら」)
長年の介護が突然終わった佳奈は、アイスランドを訪れた。
胸を突かれるように美しい氷河湖や、
屋台で買って頬張る熱々の“全部のっけ”のホットドッグ。
輝かしい未来なんて想像もできなかった佳奈だけれど、
胸にある思いが湧きあがる……。(「オーロラが見られなくても」)
(角川書店HPより)
色々な思いを抱えて一人、異国を旅する人たちの短編集。
あまり知らない国の景色や料理に興味がわく。
<遠くの縁側>
仕事で訪れたオランダで、パスポートと財布が入ったバッグを紛失し
一人、帰国のための手続きやらで帰国が延期した橋本乙葉。
こんな状況、パニックになるわ~(◎_◎;)
それでも、なんとか手続きを終えて、一人で旅を楽しむことが出来たのは
かえって良かったのかも。
憧れていた先輩が急に仕事を辞めたのがショックで理解できなかったけれど
先輩の気持ちも少しは理解できたかんじ?
オランダのコロッケの自販機は、興味あり。
人が横で作ってくれているけれど、お金を入れて買うというのも気楽。
美味しそうだったなぁ~
<パンケーキとイクラ>
フリーカメラマンの翔太(34歳)。
恋人に2か月前にふられて、今もそのショックを引きづっている。
リトアニアに来て、昼食で入ったカフェでパンケーキを注文。
横に添えられていたのはイクラ。
ラトビアで日本語教師として働く妹と再会し、色々な話をしているうちに
もう一度、恋人と会って話をしたいと思う翔太。
この後、復縁したのかな?
妹の助言はナイス!
しかし、パンケーキにイクラ・・・食べたくはないな・・・(^^ゞ
<ジブラルタルで会えたら>
憧れのモロッコに一人旅の岬(27歳)。
小学校以来の親友が結婚し、彼女は新婚旅行で地中海を巡っている頃。
自分には彼女が1番だったのに・・・と寂しい気持ちが募る。
旅の途中で参加したツアーで日本人の女性と出会い、少しの間、一緒の時間を
楽しみ、連絡先も交換。
タジン鍋の料理、美味しそう。生のミントの葉を沢山使ったミントティも
いいな。
<オーロラが見られなくても>
ずっと家族の介護をしてきた佳奈(40代)。
母を中学の頃に亡くし、家事をやってきて大学入学したときに
祖母が認知症になり介護のために大学を辞め、父が交通事故で車いす生活。
祖母は施設に入所させる。その後、祖母が亡くなり父はコロナ罹患後
、肺炎に罹り亡くなる。
やっと自分のために生きられることになった佳奈。
それにしても兄の能天気さが腹立つ。
パンが凄く美味しいんだとか。
旅で出会ったミュージカル俳優の千尋と一緒に食べるハンバーガーが凄く
美味しそうだった。
オーロラが見られなくても、何か大切なものに出会えたんだと思う。
<マイナス12度のアイスキャンデー>
同僚だった郭(グォ)さんが会社を辞めて故郷の国に帰る時
是非、遊びにきてと言われたのでハルビンを訪ねる真衣(33歳)。
冬はマイナス30度になることもあるけれど、冬のハルビンはとても美しいと
聞いていたので2月に訪れる。
その国の友達が案内してくれる旅はいいなぁ~
ハルビンって、ロシア文化の国なんだ。
建物も街並みもすごく美しいらしい。
思わずネットで検索しながら読んだ。
確かに・・・すごいお城とかも綺麗でおとぎの国みたい。
マイナス15度なのに寒さをそれほど感じないとか。
寒さのなかでもアイスキャンデーを普通にみんな食べているとか。
ちょっと信じられないけれど、すごく興味深い。
5つのお話のなかで、ハルビンが一番、興味深かった。
知らない国を巡るお話は楽しい。
★★★
発行年月:2024年3月
離婚して一年。幸彦は一念発起して、ある「学校」に通い始める。
そこには様々な事情を抱える生徒たちが通っていた――。
忙しすぎて“生活”が後回しになっている、大人たちへの応援歌!
(中央公論新社HPより)
妹の勧めで通い始めた山之上家事学校(男性のみ)で、色々な家事を学び
今までの自分の行動や考え方を反省し、変化していく姿は
応援したくなるものだった。
離婚した妻と娘(もうすぐ小学生)が実家のある大阪にいるので転勤願いで
大阪の支社に願い出て移動。
新聞記者の政治部から新聞の家庭面担当に。
家事学校では宿泊しながら授業を受けることも可能。
転勤に伴い、2週間のリフレッシュ休暇を使って家事学校へ泊りながら
通う仲上幸彦(43歳)。
途中、元妻がコロナ感染し、娘の理央を預かることを申し出て
5日間預かる。
それで結構、元妻・鈴菜の気持ちも軟化したかんじ。
感染は嫌なことだけれど、この場合はいいキッカケだったと思う。
家事に対する考え方は、大抵、ここに登場する男性たちの通りでしょう。
男性がやれば「協力的」だと褒められるのに、女性が少し手を抜けば叩かれる。
共働きの夫婦なら、こんな考え方では、もう女性はやってられないって
なって当然。
以前の女性は、そういうことをずっと仕方ないと我慢してきたけれど・・・・
これは男性全員が読むべきだと思うなぁ~。
★★★★
発行年月:2022年2月
シャルロットは七歳の雌のジャーマンシェパード。お利口だけれど、普段はのんきな元警察犬。彼女と一緒にいると、いろんな事件に遭遇する。向かいの家には隠されたもう一人がいる? 偶然関わることとなったドッグスクールの不穏な噂とは? それでも、シャルロットと出会えて本当に良かった。
(光文社HPより)
前作「シャルロットの憂鬱」の続編。
読み始めて・・ああこんな話前にも読んだなぁ~と気づきました(^^ゞ
元警察犬のシャルロットを中心に起きる日常のちょっとした謎を解いていく話は
深刻過ぎずに楽しめる。
シャルロットの飼い主夫婦・浩輔と真澄のかんじも好き。
殆どの話は、深刻じゃないれど
<天使で悪魔とシャルロット>のお話は、ちょっと考えさせられる内容でも
あったかな?
浩輔が職場の同僚の妹・夏都の家で飼っていた生後三か月の仔犬を
預かってくる。
もう飼えなくなったので新しい飼い主が見つかるまで預かることになったとか。
その飼えなくなった理由が、なるほど・・・というもの。
夏都は、夫と二人の息子と住んでいるのだけど、夏都さんの扱いが雑過ぎる。
旦那が一番、ダメダメ。
夏都さんの誕生日にケーキを4つ買って来てくれたのは良いけれど
夏都さんが食べる前に皆が食べ、男の子二人が夏都さんの分まで食べていたと。
「ママのだから一口くらい残してあげて」と言った??
犬を飼うことも男性陣3人が飼いたいといい多数決で決まったこととか。
お世話をするのは夏都さんになることが判り切っているのに・・・・
と呆れるばかりで、腹が立ってきた!
この後、この家族はどうなったのやら?
このシリーズは、まだ続くかな?
次回の話のなかで、夏都さんのその後が知れるといいな。
★★★
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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