発行年月:2017年6月
アート小説の旗手として圧倒的人気を誇る原田マハが、自身の作家人生に強い影響を与えた絵画はもちろん、美術史のなかで大きな転換となった絵画を紹介。原田作品ではおなじみの名画も多数掲載!
(集英社HPより)
先ずは、巻頭にあるカラーの26の絵画。
何処かで目にしたことがある作品がずらり並ぶ。
それについて1つずつ、マハさんが解説。
その絵に出会ったときのこと。作品がつくられた時代背景や、画家が作品に
込めた想いなど。
興味深く巻頭の絵を見ながら読みました。
大抵の絵は何処かでみたことあるけれど、2枚目の
作者不明の 秘儀荘「ディオニュソスの秘儀」に惹かれた。
以前、ポンペイの遺跡から発掘された美術品の展示会を見たことあるけれど
この絵、あったかなぁ~?
この絵にある、赤い色がすごく綺麗!
マハさんの絵画に寄せる想いも伝わって来て、今まで読んだ美術関連の小説の元に
なっているんだなぁ~。
そして、これからの作品も期待しています♪
★★★★★
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発行年月:2017年11月
郊外にあるショッピングセンターのシネコンでは、学生やフリーターや主婦たち百人近くが働いている。今日のクリスマス・イブは、日曜日で舞台挨拶やイベント上映もあるから、かなりの人数が出勤しているようだ。恋に悩み、コンプレックスを抱え、将来に不安を感じながら、慌ただしく走りまわるスタッフたちの、長くて短い一日がはじまる。
シネコンでのアルバイト経験ある著者が、自らの青春を詰めこんだ連作短編集。
(光文社HPより)
クリスマスイブの日、
シネコンで働く人たちの人間模様あれこれ。
たくさんのスクリーンがあって色々な映画を同時上映しているシネコン。
働くのは大変そうだなぁ~。
それなのに、バイトは時給800円で新人もベテランも一律って
少し前の時代の話??
あ、著者がシネコンバイト経験者だから、その当時のことかな?
物語の主人公とか特別ないけど、舞台になっているシネコン開業当時から
バイトで働いている島田貴実と岡本が軸かな?
二人が遭遇したという5年前の事件というのが最初から気になる。
事件の話は途中、出て来たけれど、そういうこと実際にもありそう。
それを機に、二人の関係がややぎくしゃくしたものになってしまった
そうだけど、最後はハッピーエンドで良かった♪
バイト同士の恋バナより、主婦バイトの宮口さんの話がジーンと来た。
わざわざ、この日にバイトを入れた宮口さんだったけれど、
この後は、楽しいイブを家族で過ごしたんだろうなぁ~(^^)
映画館のお仕事の裏側も知れて、なかなか面白かった!
★★★
発行年月:2017年9月
仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎(しろうさぎ)事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。
(新潮社HPより)
冒頭から出て来る「白兎事件」。
仙台での人質たてこもり事件の真相を描く物語。
事件というと物騒だけど、それが起きた背景の物語は実に複雑。
いろいろな複雑なことが絡まって段々わかってくること。
伊坂氏お得意の技ですね~。
全く関係ないような事柄が段々と結びついて・・・・ああ、あれはこういうこと
だったんだね~という気づきが楽しい。
泥棒、黒澤と宮城県警の夏之目課長が特にいい。
妻子を事故で亡くした夏之目の家族を想う場面がジ~ンと来る。
レ・ミゼラブル・・・映画しか見てない。
いつか読んでみたい小説のひとつ。
最初から最後まで面白かった!
伊坂氏の作品はよく映像化されるけど、これはムリかな?
★★★★★
発行年月:2017年11月
母の遺品整理のため、実家に戻った邦彦。安寧とは言えない妻との関係、存命だったときの母と父のこと……
(角川書店HPより)
どの話もそれぞれ良かった!
結構、怖くて、夜は読むの止めようと昼間に読んだ^^;
怖いけど、ちょっといいなと思ったのは<森の奥の家>
親友の美咲とその父親・土屋さんとの関係がステキ。
山荘で過ごした思い出は凄く楽しそうだったし・・・・。
二人が事故で亡くなり、その思い出の山荘に事故後15年経って訪れたわたし。
最後まで読んで、そういうことだったのか~。
と哀しいんだけど、どこか、よかったなと思った。
凄く怖かったのは<ゾフィーの手袋>。
これが一番、怪談らしい。
くも膜下出血で急死した夫(45歳)。
夫とは共に初婚で5年前に結婚。
外資系の製薬会社勤務でウィーンの研究所で働いていること親しかった
10歳年下のゾフィーという女性の話を聞いたことがある。
夫の死後、部屋に気配を感じる。
手袋が残されていて・・・・・
親しかった人の霊なら、怖いとあまり感じないと思うけど、これは怖い。
一人でもうこの家に住めないじゃん(;O;)
その次の<山荘奇譚>も知らない人の幽霊の話なので、怖かった!
表紙の蝶も何か異形なものたちと通じる世界と行き来している感じで
この色合いからして怪しさを醸し出している。
★★★★★
発行年月」2017年12月
私が人生の舵を持つ。 私から光を発信する。 Webマガジン「note」の 大人気連載が本になりました! なるべく人々の心を忙しくして時間を奪って、深く考えないようにというシステムの中で私たちは育てられている。 たったひとつ抵抗する術は、経済的にそんなに豊かでなくてもいい、ちゃんと働いて税金なども払って、頭の中の自由な世界に泳ぎだすことだ。(「未知への渇望(がない……?)」より
(幻冬舎HPより)
1と2を図書館で借りた。
副題のどくだみちゃんとふしばな・・・とあるので童話的小説かと勘違いして^^;
有料メルマガで配信のエッセイをまとめた本でした・・・。
ま、ばななさん好きなので楽しく読みました♪
看護師として笑ったのが・・・
重度の貧血で通院治療していたとき、毎回4本くらいの試験管に採血されて
貧血でかっかっているのに、どうしたもんじゃろのぅ~?と書いていたこと。
患者さんから日々質問されることが多いことなので、ああ、賢いばななさんでも
患者さんの立場になったら、そう思うのか~と。
試験管4本と言ってもたぶん、合計10ccくらいの採血量。
治療効果が上がっているかを調べるには採血して調べるしかないわけで
気づかないうちに血液は体のなかで新しく作られるので問題ない量。
とわたしは患者さんに説明してます(笑)。
ほかに少し驚いたのが浜松市美術館に来たということ。
わたしは行かなかったけど、写真家の若木信吾さんの展覧会に
来たと書いてあった。
親交があるんですね。
そして若木さんの写真を中心とした書店が市内にあるそうで
BOOK AND PRINTS というお店らしい。
訪ねてみたいな~。
それから、浜松一の美味しい点心のお店 氷箱里も気になった!
ぜひ、こちらも食べに行ってみたい!
写真が結構あるんだけど、カラーじゃないのが残念だった。
マガジン購読しろよということかな~?
2も借りて手元にあるけれど、流し読みでいいか?^^;
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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