発行年月:2018年4月
仕事、結婚、妊娠、出産……新しいステージに進むたび
私たちを引き裂こうとする何かに 全力で抗い続けたい―――。 女の人生に賞味期限なんてない! 女を縛る呪いをぶちやぶれ! 自分らしく生きたいと願う 全女性にエールを贈る書下ろし最新作。 「私にはもう時間がないの」 ――女を焦らせる見えない時計を壊してしまえたらいいのに。 喫茶店で働く佐知子には、アイドルグループ「デートクレンジング」のマネージャーをする実花という親友がいる。ある事件がきっかけで10年間、全てを捧げてきたグループが解散に追い込まれ、実花は突然何かに追い立てられるように〈婚活〉を始める。初めて親友がさらけ出した脆(もろ)さを前に、佐知子は大切なことを告げられずにいて……。 (祥伝社HPより) 佐知子は、結婚し、子どもも授かった。 友人の実花は、婚活を始めだし、結婚相談所で知り合った人と 婚約までするけれど。。。。 周りが結婚したり子どもを産む30代って、一番揺れる時だろうな~。 でも結婚しなきゃと焦って相手探して、妥協して結婚しても 幸せになれないでしょう。 実花が無理しているのは、読んでいても感じたので、婚約解消したのは良かったじゃん!と思った。 でも、その相手と、婚活仲間でもあった芝田と以前、佐知子の紹介で知り合った松本と共に暮らすっていうのにはビックリ! ま、それはそれで面白そうだけどね。 デートクレンジングって、何?と思ったけど、なんとなくわかったような・・・^^; 凄く面白くはなかったけど、まあまあ楽しめた^m^ ★★★ |
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発行年月:2018年1月
クレーム集中病院で、若き女性医師が“モンスター・ペイシェント”に狙われた!? 失敗しようと思う医師はひとりもいない。けれど、医師と患者が解りあうのは、こんなにも難しいのか――。現役医師が、現代日本の医療界の現実を抉りながら、一人の医師の成長を綴る、感涙長篇。 病院を「サービス業」と捉え、「患者様プライオリティー」を唱える佐々井記念病院の常勤内科医になって半年の千晶。午前中だけで50人の患者の診察に加え、会議、夜勤などに追われる息もつけない日々だった。そんな千晶の前に、執拗に嫌がらせを繰り返す“モンスター・ペイシェント”座間が現れた。患者の気持ちに寄り添う医師でありたいと思う一方、座間をはじめ様々な患者たちのクレームに疲弊していく千晶の心の拠り所は先輩医師の陽子。しかし彼女は、大きな医療訴訟を抱えていた。失敗しようと思って医療行為をする医師はひとりもいない。しかし、医師と患者が解りあうことはこんなにも難しいのか――。座間の行為がエスカレートする中、千晶は悩み苦しむ。 現役医師が、現代日本の医療界の現実を抉りながら、一人の医師の成長を綴る、感涙長篇。
(幻冬舎HPより)
読んでいて気が重くなる内容だった。
医療現場にいるクレイマーたち。
実際に医療現場で働いているので、これに似た場面には、度々遭遇してます^^;
ま、こんなに次々、重なることはないけれど・・・・。
しかし、怖かったのは、女医・千晶に執拗に嫌がらせする座間の存在。
なんなんだ、こいつは・・・怒
病院の対応にも嫌気がさす。
患者様?働いている医師を守らず逆に攻撃するような経営者側の態度には
虫唾が走る。
こんな病院、辞めて医師として尊敬できる父親の診療所に行けばいいのに・・・
なんて思って読んでいた。
そして陽子のような医師が自ら死を選ばなくてはならないほど追い詰められた
状況にも疑問。
病院側が医師を守ることをもっとしてほしかった。
医療ミスは、どうしても起きてしまう。
でも誠意ある説明と謝罪があれば、ある程度は患者側は納得するんじゃないか?
読みながら、色々、考えさせられた。
現役医師でありながら作家活動を続ける著者の本、今後も楽しみにしています。
★★★
発行年月:2017年12月
「トム・ソーヤーの冒けん」てゆう本をよんでない人はおれのこと知らないわけだけど、それはべつにかまわない。あれはマーク・トウェインさんてゆう人がつくった本で、まあだいたいはホントのことが書いてある。ところどころ
それで、その本はどんなふうにおわるかってゆうと、こうだ。トムとおれとで、盗ぞくたちが洞くつにかくしたカネを見つけて、おれたちはカネもちになった。それぞれ六千ドルずつ、ぜんぶ金(きん)かで。つみあげたらすごいながめだった。で、サッチャー判じがそいつをあずかって、利しがつくようにしてくれて、おれもトムも、一年じゅう毎日(まいんち)一ドルずつもらえることになった。そんな大金、どうしたらいいかわかんないよな。それで、ダグラス未ぼう人が、おれをむすことしてひきとって、きちんとしつけてやるとか言いだした。だけど、いつもいつも家のなかにいるってのは、しんどいのなんのって、なにしろ未ぼう人ときたら、なにをやるにも、すごくきちんとして上ひんなんだ。それでおれはもうガマンできなくなって、逃げだした。またまえのボロ着を着てサトウだるにもどって、のんびり気ままにくつろいでた。ところが、トム・ソーヤーがおれをさがしにきて、盗ぞく団をはじめるんだ、未ぼう人のところへかえってちゃんとくらしたらおまえも入れてやるぞって言われた。で、おれはかえったわけで。
――マーク・トウェイン著/柴田元幸訳『ハックルベリー・フィンの冒けん』より
(研究社HPより)
ラジオ番組で、柴田氏がこの本の解説をしていて、興味を覚えて図書館で
借りて読んだ。
トムソーヤの冒険は、随分、昔に読んだけれど、こちらは読んでなかったし・・・。
トムに比べたらちょっとドジっぽいところはあるかな?
結構、厚い本だったけれど、飽きずに最後まで読んだ。
時代背景的にも黒人の扱いが酷い時代。
それでもハックは、黒人のジムを相棒として対等の存在としているところがいい。
ハラハラドキドキしながら、冒険劇を楽しめる。
トムソーヤの冒険ももう一度、読んでみたくなった。
そして、挿絵が素晴らしい。
原書の挿絵をそのまま使ったそうだけど、挿絵だけ再度みてその下の一言解説
を見るのも楽しい♪
★★★★
発行年月:2018年3月
深夜の交通事故から幕を開けた、家族の危機。
母と息子は東京から逃げることを決めた――。
辻村深月が贈る、一家の再生の物語。
(中央公論新社HPより)
父親が深夜交通事故の報せ。
同乗していたのは女優。
女優はその後、事故の後遺症に悩んで自殺。
雑誌の記者たちの取材が一家に押し寄せる。
父親は、姿を消したまま。
母親の早苗は、息子の力を連れて、逃げることを決断する。
逃げるのは、東京から、高知→兵庫県の瀬戸内海に浮かぶ島(家島)→大分
→仙台→北海道
逃げた先で、出会った人たちとの交流が温かい。
皆が親子に寄り添い、助けてくれる。
途中、亡くなった女優の息子が二人の元を訪れ、何か嫌なことが起きる?
と思ったけれど2人を責めるために来たわけではなかったのでホッとする。
そして、逃げている力の父親・拳との再会のキッカケも作ってくれた。
終わってみれば、親子の旅行記みたいな話だったけど、早苗がとった
行動は、力を守るためであり、その行動のおかげで力は色んな人と知り合い
成長した。
親子3人がこれからは平穏に暮らせるといいな。
★★★
発行年月:2018年4月
ブナの樹の上に暮らす忘れっぽくて気のいいリス。知っていることが多すぎて、頭の重みに耐えかねているアリ。始終リスを訪ねてきてはあちこち壊す夢みがちなゾウ。思いとどまってばかりのイカ。チューチュー鳴くことにしたライオン。……不器用で大まじめ、悩めるどうぶつたちが語りだす、テレヘン・ワールドへようこそ!
(新潮社HPより)
「ハリネズミの願い」と同じ動物たちの物語。
今回はリスが主役?
優しいリスは、動物たちの相談相手になってあげている。
リスの家に訪ねて来て、自分が悩んでいたり疑問に思っていることを話す。
リスの良いところは、否定しないこと。
一緒に悩んであげたり、考えてあげたり。
特にアリとは親交が深そうで、旅に出ると言っては出かけていくアリの姿を
じ~っと見守り、段々姿が見えなくなっていく様子に「帰って来て」と
思わず言ってしまって、それで戻って来たアリからそのことをダメだと
注意されて、反省。
次は何も言わずに見送るけれど、心のなかで「戻って」と思い、それをまた
引き返したアリに思う事もダメだと言われちゃう。
なんだか可愛い。
アリもリスの元を離れたくないんでしょ!?^m^
色々な動物が色々と真剣に悩んでいることがあるって、想像するだけで
楽しい。
本人たちは大真面目なんだけど、思わずクスッと笑えるお話の連続で
癒された。
イラストの可愛さもいいですね♪
★★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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