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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年6月


 生きることの哀しみ、そしきらめき……
ひかり公園で産まれた六匹のねことその家族が奏でる “命”の物語が
いま、幕をあける――中川翔子さん推薦!! 

著者2年ぶりとなる、待望の最新小説!

                  (河出書房新社HPより)



<ニーコのおうち>
<スワンのおうち>
<アルミとサンタのおうち>
<ゲンゴロウとラテとニーコのおうち>


最初のニーコの話は、なんとも哀しくて、やり切れない話。
でもこういう現実は多いんだろうな~。

ニーコが産んだ子どもたちが、色々な人と関わっいく話がその後、続く。


猫の存在が人の心を癒して前向きな気持ちにさせてくれるって確かに
沢山、あることだと思う。
その一方で、殺処分されてしまう命も多い。


猫社会のリアルな話。

命について考えさせられる箇所も多く、読み応えありの物語だった!

柳さんの小説、もっともっと読みたい!



                      ★★★★
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発行年月:2018年9月


 

90年代に新聞連載された幻の不倫小説が、初書籍化!

東京在住の建築家・大和田に、新しいレストランの設計を依頼した朝子。打ち合わせを重ね、小競り合いを繰 東京在住の建築家・大和田に、新しいレストランの設計を依頼した朝子。打ち合わせを重ね、小競り合いを繰り返すごとに惹かれてゆく二人。東京と地元とを行き来する朝子の前に、思わぬ障害が現れて--

                   (角川文庫HPより)



裕福な奥様たちってこんな風に男性と知り合う機会も多いんでしょうね~。
お互い結婚していて、逢瀬を重ねるのなら、もっと遊びだと割り切らないと
続かないんでしょうね~。

朝子は、真面目で考えていることは優等生っぽいけれど
大和田に夢中になり過ぎて周りに対する警戒が疎かに段々なっていく。


でも破滅まえに自分でけじめをつけたのは、偉かった!


どうってことない不倫の話だけれど、ドロドロしていなくて
面白かった!

肝心のレストラン経営は、うまくいくといいな~。


                         ★★★



発行年月:2018年9月

90年代に新聞連載された幻の不倫小説が、初書籍化!

老舗和菓子店に嫁いだ朝子は、浮気に開き直る夫に望みを突きつけた。「フランス料理のレストランをやりた 老舗和菓子店に嫁いだ朝子は、浮気に開き直る夫に望みを突きつけた。「フランス料理のレストランをやりたいの」。東京の建築家に店を依頼した朝子は、初めて会った男と共に、夫の浮気相手に遭遇してしまう。 

                    (角川文庫HPより)



予想通りの展開。
でも、心理描写が巧みで面白い。

さてこの不倫の結末はどうなる??

続けて下巻へ   



                     ★★★



発行年月:2018年11月

汝にかかわりなきことを語るなかれ――。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。
この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは?
秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。
幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!

我ながら呆れるような怪作である――森見登美彦

                       (文藝春秋HPより)





2003年に小説家になった森見氏。
大学4年の8月、佐山尚一が書いた小説<熱帯>を買うが、最後まで読む前に
紛失。
あれから16年経つが未だに<熱帯>を見つけられず・・・

そん森見氏が友だちの誘いで参加した沈黙読書会で<熱帯>を手にしている女性
白石さんと知り合う。

白石さんは同じビル内で働く池内氏から、<熱帯>について語り合う
<学団>という名のメンバーの読書会に誘われる。

メンバー内には古書蒐集家やら言語学専攻の学生など。
そしてその中にいるマダムこと海野千代は、<熱帯>の著者・佐山氏と親しかった
という。

話は30年前の千代さんが佐山氏に出会った経緯へ。
そして再び現在へ戻る。
失踪した千代さんを探して池内氏は、<熱帯>が生まれた京都へ謎解きの為に
向かう。

池内氏もその後消息不明となり白石さんも京都へ向かう。


池内氏が<熱帯>を手に入れたのも京都。
白石さんが偶然、池内氏が<熱帯>を手に入れた暴夜書房(アラビヤ書房)を
見つける。

池内氏がアヤビヤ書房で画廊勤務の牧さんと知り合う。千代さんとも親しい関係。
その祖父・牧信夫は画家で美術館に絵が展示されている。
絵を見つめる池内氏、ふと白石さんの声を聞く。

千代さんを探す池内氏の元に千代さんの昔からの知り合いだという今西氏が
連絡をくれる。
彼女を探す手がかりが見つかるかと今西氏と会う。

そして今西氏の話。


謎は、牧信夫氏のアトリエ裏にある平屋の建物(図書館)の中に・・・・・



語り手が次々変わるので、「あれ?これ喋ってるの〇〇でいいよね?」と
混乱する。
時代も過去の話と現在が混ざり合うかんじだし、
本当に読者を混乱させる物語・・・^^;

でもそれも段々楽しくなってくる。
よくわからないなぁ~と思いつつ、面白いなぁ~とも。

不思議な物語を書く作家さんだけど、今回のが一番、不思議だった。



もう少ししたら再読しようかな?


                           ★★★



 



発行年月:2018年10月


かけがえのないあなたの人生を生きるための、 吉本ばななさんからの贈り物

「違うこと」とは、“その人の生き方の中で、今ここでするべきではない”こと。→→「なんか違う。」その 「違うこと」とは、
“その人の生き方の中で、今ここでするべきではない”こと。
→→「なんか違う。」その直感がそう教えても、義理とかしがらみ、習慣に縛られて、我慢したり、そんな風に思う自分を責めたりしていませんか。自分を生きるって、むずかしいこと。これをすれば幸せになれるとか、これをやめないと不幸になるとかではありません。自分を生きるためには、まずは自分に正直であること。本来の自分を生きるには違うことをしないことが大切なのです。

                     (角川書店HPより)


なんだか話についていけなかった。
対談相手はスピルチュアル的活動をしている人で・・・

そういう話、全く共感出来ないので最初からなんだかしらけてしまい
そのままの雰囲気でず~っと続くこの本は、読むのが途中で苦痛になった^^;

ばななさんの小説は好きなんだけど、あまりこういうリアルな
スピルチュアルな話は自分には「違うこと」・・・・かも。

共感できる人は限られるかも?


ばななさんの小説だけをこれからは読もうかな?


                         ★★
 
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