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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2014年9月


「あらしのよるに」20周年記念企画。350万人が夢中になった「あらしのよるに」シリーズ7巻が、この一冊でイッキに読める!!

累計350万部突破のロングセラー「あらしのよるに」(全7巻)が、2014年でスタートから20周年を迎えます。
オオカミのガブとヤギのメイの友情物語に感動した子どもたちも、もう大人になっているはず。「あらしのよるに」を次の世代に手渡すために、そして、あらためて読みなおして味わうために……。
7巻分の物語が一冊で読める、「完全版」の登場です。

                    (講談社HPより)


子どもたちが小さい時に図書館から借りて読んだけど、7冊もあったんだ~。
全部読んだのかも覚えていないので、この完全版があることを知って
図書館から借りてみた。

やはり途中、読んでいない箇所あった。
ラストもうろ覚えだった。

<第一章>あらしのよるに
<第二章>あるはれたひに
<第三章>くものきれまに
<第四章>きりのなかで
<第五章>どしゃぶりのひに
<第六章>ふぶきのあした
<第七章>まんげつのよるに


うん、やっぱり素敵な話。

オオカミトとヤギでもこんな素敵な友情を築けるのに、
同じ人間同士で争っていることが凄く愚かなことだと感じる。


巻末のきむら氏とあべ氏の対談もいいですね~(^^)


                 ★★★★★
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発行年月:2020年5月

40歳以上限定の結婚情報サービス会社「ブルーパール」で働く桐生恭子は、婚活界のレジェンドと崇められている。担当する会員のカップリング率一位のカリスマ相談員なのだ。恭子の発案で、大邸宅「M屋敷」に交際中の会員を泊まらせ、いっしょに暮らしてみるという「プレ夫婦生活」プランがスタートした。中高年の彼らは、深刻な過去、家族の存在、健康不安と、様々な問題を抱えているが……。
人生のパートナーを求める50代男女の滋味あふれる婚活物語

                  (光文社HPより)




カリスマ婚活相談員・桐生恭子(52歳)。
独身だけど、既婚者というスタイルで左薬指には指輪。

恭子の企画で交際中の会員に宿泊体験をしてプレ夫婦生活を体験してもらうという。



色々なカップルがそれぞれの身内を伴っての参加。
両家の顔合わせ的役割も果たす宿泊体験。

お互いのことを理解し、真剣交際に進むカップルあり、別れるカップルあり
その過程が野次馬根性的視点で見られて面白かったぁ~


やはり真剣交際に進むカップルの話の方が、ほのぼのしていて好きだった。


しかし、現実では、なかなか50歳前後のカップルが結婚するって難しいんだろうなぁ~。
本人同士だけの問題じゃないからね。

お互いの両親の介護とか、それぞれの健康面も気になる年代でもあるし・・・



独身の恭子自身がすごく好感の持てる女性なので、彼女が幸せになれると
いいのになぁ~と思いながら読んでいたので、ラストは、ちょっといいかんじになって
嬉しかった♪



                          ★★★★


発行年月:2015年9月


娘は結婚、息子は就職、夫も元気で家計も安泰……だったのに、
ある日突然ふりかかる金難の数々! 
不況も税率アップもなんのその、ふつうの主婦が頑張る
長篇エンターテインメント。

                 (中央公論新社HPより)


主人公・篤子(51歳)の心情に共感しながら読んでいた。
貯金が1200万あり、そこから長女の結婚、舅の葬式と続き、貯金の残りは
300万まで減る。

しかも、篤子はパート先をクビになり、夫はリストラ・・・

考えただけで、不安要素満載の事態。
どうする???

姑が高級、介護施設に入居しているのを自宅で引き取り、大きな出費を
減らす。
そのうち、新しいパート先が見つかり、夫も知り合いのツテでなんとか再就職。

最悪の状況からは脱してホッとした。


色々、起きる困難に、なんとか解決策を見出す、篤子の奮闘ぶりは
応援したくなった。
夫は、やや頼りないものの、おおらかで篤子の意見に賛同して協力して
くれるのいい。

途中、心配した年金詐欺に片棒を担ぐような行動も大事に至らずよかった。
長女のDV問題も、勘違いだった様子でこれまたホッ。

色々なことが起きるけど、最後は丸く収まるのが垣谷さんの物語。
安心して読める。

しかし老後の資金、自分は?とふと心配になった。
物を買うときは、本当に欲しいものか、考えて購入しよう・・・^m^
お金は大事に使わないと

                        ★★★★


発行年月:2019年6月

いつかのあなたが、きっと、この教室の中にいる。著者渾身の感動作!

★2020年 難関校入試問題で出題多数! いま学校の先生がいちばん読んでほしい物語★

みんなと、居たい。みんなは、痛い。
教室がすべてだったあの頃の、まぶしさとしんどさがよみがえる。
教室というちっぽけな王国の先に、本当の世界が待っている。

六年三組の調理実習中に起きた、洗剤混入事件。
犯人が誰も名乗りでない中、担任の幾田先生はクラス全員にある言葉を言い放ち、去っていった。
先生の残酷な言葉は、誰かが守ってくれる子どもの世界に終わりを連れてくる。
いじられ役、優等生、『問題児』、クラスの女王の親友。
教室での立ち位置がまったく違う4人は、苦悩と希望を抱えながら自分の居場所を必死に探し求めていて……。

もくじ

第一章 

みんなといたいみんな ……クラスのいじられ役・尾辻文也の物語
第二章 こんなものは、全部通り過ぎる ……中学受験を控えた優等生・川島杏美の物語
第三章 いつか、ドラゴン ……うまく言葉で気持ちを表現できず『問題児』とされている武市陽太の物語
第四章 泣かない子ども ……クラスの『女王』カナの親友・見村めぐ美の物語
エピローグ 

                (角川書店HPより)

小学6年生のあるクラスの子どもたちの物語。
章ごとに主人公が変わる。


このころのって、ホント、学校の人間関係が全てだったかも。
特に小学生の高学年~中学生くらい。

クラスのなかには、なんとなくリーダーっぽい子が男女それぞれにいて、
勉強も良く出来て運動が出来きて、明るく活発ならリーダーとして合格。

でも、そんな子は実際少なくて、勉強が出来なくても、何か秀でたものがあって
(可愛いとか、喋りが面白くて明るいとか)リーダーっぽい存在になる子も。


クラス替えは、結構、緊張したし、気の合う子と友達になれるかで
学校生活が決まるかんじだったな~。


それでも、昔は、携帯とかなかったから、下校すれば、皆、それぞれひとり。
今は、その点、lineとかあるから、大変かもね。


物語のなかで、子どもたちは、建前と本音で結構、悩んでいる。

最終章では、このなかの一人が小学校の教師になって教壇に立ち、皆に
最初の挨拶をしている場面。

教師になった子は、目立たなかったけど、色々、冷静に皆を見ていた子。

生徒たちを前に「わたしは皆さんを知りたいと思い続けます」という言葉。
いいなぁ~。
上っ面の言葉や見せかけの態度だけで、人を決めつけないって大事。

教師になろうとしている人には、読んで欲しい!



                       ★★★★★





発行年月:2019年11月

わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。

人格者と評判も高かった夫婦が、身体中を切り刻まれコンクリート詰めされて埋められた。
血を分けた娘と、その恋人によって……。その残虐性から世間を激震させた『文京区両親強盗殺人事件』から18年後。
事件をモチーフにした小説が週刊誌で連載されることになる。そこで明らかになる衝撃の真実とは!?

真梨ワールド炸裂! 極上のイヤミス長篇。
あなたは騙される快感を知る。

                 (徳間書店HPより)



凄惨な事件を小説として掲載する企画。

編集者の橋本(36歳)は、小説家・イイダチヨ(仮名)と共に、事件の関係者の
取材を進めていく。


事件の犯人は大渕秀幸(事件当時21歳)とその恋人・青田彩也子(当時18歳)。
大渕は死刑。彩也子は無期懲役。


取材相手は
市川聖子・・・元轟出版の代理編集長で今はフリーライター。
大渕を可愛がっていた。

オカダカオリ・・・青田彩也子の隣人で幼馴染。O大学准教授。

大渕礼子・・・・死刑囚大渕と法廷画家として会い、何度か面会し結婚。
大渕の再審裁判を開くため奔走。


途中、イイダチヨ=青田彩也子と読んでいる側も思わされてしまう
やり方は、巧い!
最後は気の毒過ぎるけど・・・(;O;)


最後に明かされる本当の黒幕は・・・・この物語のなかでは
ふつうの人物だった。
その人が、元の事件に関係があったとは・・・気づかないよ~


相変わらず、嫌な話だけれど、面白かった。



                      ★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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