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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年9月


これは私の最後の恋、なのだろうか。
妻でもなく、母でもなく、娘でもなく、ひとりの女になりたい。
恋愛小説の名手があなたを揺さぶる。
赤澤奈美は47歳、美容皮膚科医。カメラマンだった夫とは別れ、シングルマザーとしてひとり息子を育て、老いた母の面倒を見ながら仕事一筋に生きてきた。ふとしたことから、元患者で14歳年下の業平公平と、事故に逢うように恋に落ちてしまう。心を閉ざすように生きてきた奈美の、モノクロームだった世界が、色と音を持ち始めた。
もう一度、軽やかな私へ
美しい人生讃歌小説

                 (講談社HPより)




奈美が公平に惹かれる理由がよくわからず・・・。
個人的に関西弁の男性が苦手なのもあるけど。
会話がイチイチ、気になり、どんどん公平と深い関係になっていくが
「まずいんじゃないか??」とドキドキ。
案の定、それはまずい状況になり・・・ヤレヤレというかんじ。


今までの窪さんの作品とは雰囲気違うので途中で「あれ?誰の本だっけ?」と
思ったほど。


それでも最後は、良い方向に落ち着いてホッとした。


主人公の奈美には全く、共感できるところはなかったけれど
私は女になりたい」って思えるエネルギーを持っていることは羨ましいかも。




                      ★★★
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発行年月:2020年11月


閉塞的な村から逃げだし、身寄りのない街で一人小説を書き続ける三島天は、ある日中学時代の友人のミナから連絡をもらう。中学の頃に書いた、大人になったお互いに向けての「手紙」を見つけたから、30才になった今開封しようというのだ――。他人との間で揺れる心と、誰しもの人生に宿るきらめきを描く、感動の成長物語。

                    (双葉社HPより)





三島 天、小湊雛子、吉塚藤生。

3人が順番で語る。
中学時代に書いた手紙を30歳で再会して読む。


結婚して離婚した雛子と独身の天と藤生。

中学時代の思い出話から知る3人の気持ち。

天は雛子のようになりたいと思っていた。
雛子は逆に天が羨ましいと思っていて、藤生は全く自分の気持ちに気づかない天を
ただただ見守っていた。



30歳で再会した彼らが、これからどんな関係を築いていくのか、ちょっと
楽しみな終わり方。

こんな友人関係はずっと続いて欲しいな。

天の小説家としてのデビューも期待したい。




                        ★★★



発行年月:2020年11月

少女時代のエピソードあり、笑える読書日記あり、真摯で豊かなレビューあり……。
約10年ぶりに放たれる待望の新刊エッセイ集! 
書き下ろしあとがき収録。

                (筑摩書房HPより)


恩田さんの読書記録。
「土曜日は灰色の馬」も出ているんですね。知らなかった。


読書量が半端なく多いですね。
作家になる人は、やはり子どもの頃から本が好きで沢山、読んでいるんだなぁ~。


知らない本もいっぱいだけど、たま~に読んだことのなる本の話になると
興味深く嬉しくなった。


ブラッドベリは死なないのところは、うんうんと。
「たんぽぽのお酒」暫く読んでいないなぁ~。
家の本棚にもあるから、読みたくなった。

山本周五郎とわたしの章で、恩田さんの本名(ななえ)が知れたのは嬉しい。
ファンならもう知っている人、多いのかな?
「長い坂」読んでみたい!



本は殆ど、単行本で読んでおしまいだけれど、文庫には解説がつくのがいい。
一度、読んだ作品でもお気に入りは文庫が出たら再読することも
今後は習慣にしていこうかな?


                       ★★★


発行年月:2020年10月


どこでもいい。いつでもいい。
一緒に行こう。旅に出よう。
人生を、もっと足掻こうーー。
恋も仕事も失い、絶望していたハグ。突然「一緒に旅に出よう」と大学時代の親友ナガラからメールが届いた。以来、ふたりは季節ごとに旅に出ることに。
ともに秘湯に入り、名物を堪能し、
花や月を愛でに日本全国駆け巡る、
女ふたりの気ままな旅。
気がつけば、四十路になり、五十代も始まり……。
人生の成功者になれなくても、自分らしく人生の寄り道を楽しむのもいい。心に灯がともる六つの旅物語。
文庫オリジナル短編集です!


                 (文藝春秋HPより)



大学時代からの親友同士。
波口と長良。
共に独身のキャリアウーマン。


30代から予定の合う時期を見つけて二人であちらこちら、旅をする。
二人とも独身である程度、自由にできる時間があるうちはよかったけれど
40代、50代となり、親が老いてくると、どうしても介護問題が出てくる。


ハグは、一人っ子で母親を一人郷里の姫路に置いている。
ナガラの母は小豆島でやはり一人暮らし。


ハグの母親は認知症。
ナガラの母親は、転倒による骨折により、入院、歩行困難になり退院後は
ケアホームに入所。


ハグは、母親と暮らすことを決意し、東京から姫路へ。
フリーランスの広告ディレクターの仕事は自宅で母親の介護をしながら。
それもやがて困難になり施設に。


自由に出来る時間がなくなると旅行はやはり難しい。

それでも二人は連絡を取り合い、また一緒に旅に出ようと言い合う。

こんな親友の存在は心強いな。

彼女たちが旅したところ、全部、素敵なところだった。
わたしも親友と旅行がしたくなった。



                      ★★★


発行年月:2020年10月


退屈な日常に絶望する高校生のカヤの前に現れた、まばゆい光。
それは爪と目しか見えない異世界の少女との出会いだった。
真夜中の邂逅を重ねるうち、互いの世界に不思議なシンクロがあることに気づき、二
人は実験を始める――。
最注目の著者が描く、魂を焦がす恋の物語。
小説×音楽の境界を超える、新感覚コラボ!

                (新潮社HPより)



音楽とのコラボらしいけれど、まだ音楽は聴いていない。
物語だけでの感想は、不思議な話。

高校生の鈴木香弥は、学校でも積極的にほかの人と関わらない。
いつも一人で淡々と学校生活を送り、家に帰ると走るのが日課。
そして、お決まりのバス停で休憩。
そこである日、自分より2歳年上のチカと出会う。
が、チカは自分とは異世界の住人。
全体の姿は見えない。話の所々に、意味が分からない言葉が混じる。
それでも二人は、そこで再会し、お互いの世界について話したりして
段々とお互いに好意を抱く。
が、突然、チカの存在は消えてしまう。


そして、香弥は31歳に。

どんな大人になったのか?というと、ちゃんと他者とコミュニケーションも
取れる、普通の大人に成長していてホッとした。

そして、高校時代、自分と同じような学校生活をしていた沙苗と
仕事を通じて知り合い、恋人同士に。


沙苗もチカと交流があったのか?

しかし、香弥は、チカのことを今も一番に想っているんだとチカとのことを
沙苗に話す。
喧嘩別れのようになってしまい、どうなる?と思ったけど、丸く収まり
一安心。

チカのことを無理に忘れる必要なないと思うけど、現実の生活のなかで
隣を歩いてくれる沙苗とこれからは向き合っいって欲しいな。


音楽もそのうち聴いてみよう。



                        ★★★
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